2013年12月31日火曜日

税金の世界から見て、不利な業種は何でしょう?


「税金の世界から見て、不利な業種は何でしょう?」


 答えはいろいろあるかと思いますが、
 私は「飲食店」を挙げます。


 ・開業資金が必要(設備投資が必要)
 ・労働時間が長い(コントロールが難しい)
 ・お金がないのに税金がかかる
  (減価償却システムの問題点)


 これにもかかわらず、
 脱サラなどで飲食店を開業したい人は後を絶ちません。


 最近は、元手の要らない業種が増えたので、
 現実逃避的な飲食店開業は、減ってはいるでしょう。


 このメルマガをお読みの方は、程度の差こそあれ
 税金について気にしていると思うので、
 現実逃避に比べれば、レベルの高い起業家が多いかと思います。


 それでも、のんべんだらりと事業を行なっていれば、
 アタリマエですが結果はでません。


 特に、副業や主婦の起業は、厳しく言えば
 「生活がかかっていないから甘い」という傾向が見られます。


 あと、これは書こうか迷いましたが…
 税金の相談をされるかたで、ズレてる方を時々見受けます。
 ズレてることに気づかないのは、やむを得ないのですが。


 すごくシンプルに言いますね。
 所得税(確定申告)は、利益に対する税金です。
 だから、利益が出なければ申告不要です。


 ということは、極端な話、利益が出るまでは
 税金の事は気にしなくても良いのです。

 気にしないは言い過ぎか。
 頭の片隅程度で良いです。


 具体的には
 ・青色申告の申請をする
 ・経費の考え方を知る
 ・証拠書類を保存しておく


 これだけで良いのです。
 あとは、ひたすら利益を出すことに集中すればよいのです。


 ここで私のジレンマ。
 私は利益が出たあとの税金対策はプロですが、
 その前段階、つまり利益を出すことに対しては素人です。


 自分自身は税理士という仕事で生計を立てられる
 レベルまで行きましたが、
 他人にそれを教える能力はありません。


 税理士は、おそらく他の仕事に比べれば、
 利益を出すことの結果は出しやすいかと思います。
��あくまで、他との比較、という意味なので、簡単ではないですが)


 で、結果を出すのが難しいものの代表は、
 やはり飲食店かと。


 なので、どの業種でも飲食店の開業~利益がでるまでの
 基本を知っておくのは、大事だと考えています。


 飲食店の中でも、店員が少なくて住む、
 つまり個人事業で応用がききやすいのはカフェです。


 今日なら音声もついてきます。
 


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