税理士の福島 「あのー、クマイちゃん?」
川*^∇^)|| 「はい、なんですか?」←アシスタントのサキの友人、クマイ
福島「なんで今日もここにいるんですか!?」
クマイ「だって、サキちゃんが休みの間、先生の相手をするって約束したんですから。」
福島「それって、1回ピザ持ってくるっていうサプライズで、もう達成じゃないの?」
クマイ「でも、今日だってサキちゃんはいないですよ」
福島「……変なところで真面目だなー。しかも律儀に税金の入門書読んでるし」
川*^∇^)|| 「先生!質問です!」
福島「勉強熱心ですねー。せっかくだから、どんどん質問してくださいね」
クマイ「控除ってなんですか!?」
福島「…へ? そこ?」
クマイ「配偶者控除とか医療費控除とかありますけど、『マイナス』とか『引き算』とか書かずに『控除』って難しい言葉にしてるのは、なんでですか?」
福島「クマイちゃん、法律を読むセンスあるねーー!!!」
川*^∇^)|| 「ほんとですかぁ!?」
福島「控除ってのは、特別な意味があるんですよ」
クマイ「どんな意味ですか?」
福島「では、具体例で考えてみましょう。」
1)算数(数学)上での計算
��-10=?
��)法律上での計算
��から10を控除したら?
クマイ「両方『-6』じゃないですか?」
福島「違います。算数(数学)では-6ですが、控除と言ったらゼロです」
クマイ「え?うそ?」
福島「控除といったら、引き切れないときはゼロになるんです。」
クマイ「なんでですか?」
福島「税金計算でカンタンにマイナスを認めてしまうと、税金がマイナスになる(=税金を返す)必要が増えてしまいますからね」
(つづく)
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