2013年12月31日火曜日

本来と違う移動をした場合の交通費

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「年賀状の準備、はじめてますか?」

福島「家庭のものは、印刷だけは終わってますよ。家族写真を用意するのが毎年大変で」

サキ「先生もパパしてるんですねー」

福島「そうですよ。」

川´・_・`リつ□ 「じゃあ、今日の質問、お願いします」

いつもブログを参考にさせていただいております。

私は関東でハンドメイド教室を営んでいるのですが、東海で出張イベント(レッスン)を行いました。

ちょうど、レッスン前に大阪で私用があったので、

品川→大阪(私用連泊)→名古屋(レッスン、準備等で連泊)→品川

という新幹線切符を購入致しました。

この場合の経費は、「大阪-名古屋、名古屋-品川の交通費」「品川-名古屋間往復の交通費」どちらで申告すれば良いのでしょうか?




福島「私なら、品川-名古屋往復にしますね」

サキ「そのココロは?」

福島「私用がなければ、品川-名古屋を往復しますよね」

サキ「確かに」

福島「たまたま私用と仕事が重なった。そして合理的なのは今回のような移動。だから品川-名古屋としておくのが良いかと思います」

サキ「実際に払った交通費と違うけど、良いですか?」

福島「現実は、品川→大阪→名古屋→品川」と移動しているので、この内品川-名古屋往復分の金額を経費にしたと考えます」

サキ「なるほど」


サキ「ところで、先生。もらったら嬉しい年賀状って、何かありますか?」

福島「そうですねー。今年ならネタでこういうの送ってもらえれば(笑)」

川´・_・`リ 「……一応聞きますが、どれをご希望ですか?」

福島「やっぱり、Juice=Juiceですね」

サキ「10枚くらい来ても知りませんよ」

フランチャイズの加盟金は、経費になりますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「私のアイス、知りませんか?」

福島「前回もそんなやりとりでしたね。相変わらずアイスが見当たらないのですか?」

川´・_・`リ 「あれ?冷蔵庫の方から物音がしませんか?」

福島「まさか、泥棒!?」


川c ’∀´) 「ここの事務所は美味しいアイスがたくさんありますね!」←フリーランサーのあゆみ

サキ、福島「おい!なに勝手に食べとるんじゃあーーー!!」

あゆみ「ほら、いつも質問持ってきてあげてるんだから、ギャラですよギャラ」

サキ「そういう問題じゃない!」

福島「まったく、サキちゃんの楽しみを勝手に奪っちゃいけませんよ」

あゆみ「あたしも食べることは好きなんです」

福島「いいから、今日の質問を出して下さい」

フランチャイズで学習塾を開業する場合、開業にあたり高額な加盟金などが必要です。

開業にあたり発生した加盟金はすべて必要経費となりますか。

注)加盟金は返金されず、会員の地位は譲渡できないものとする。



福島「基本的には、経費にできますが、ちょっと注意が必要です」

サキ「どんな注意ですか?」

福島「加盟金が20万円以上の場合、一発で費用になりません」

川c ’∀´) 「減価償却するんですか?」

サキ「アイスほっぺたにつけたまま話するんじゃない!」


福島「厳密には『繰延資産』という分類になって、60ヶ月かけて費用にします」

サキ「単純に加盟金を60で割って、毎月経費にする感じですか?」

福島「最初と最後の年だけは端数がでて、途中は5分の1ってのが正確な答えです」

サキ「どちらにしても、すぐに経費にはならないと」

福島「そうですね。厳密に言えば、加盟金の効果は会員である期間すべてに及ぶので、すべての期間で均等に経費にすべきなんです」

サキ「でも、会員である期間なんて、分かるわけ無いですよね」

福島「だから、便宜的に5年と区切っているのです」



あゆみ「なるほどー。アイスごちそうさまでした!」

サキ「ちょっと待ちなさい。まさかこのまま帰るつもりじゃないですよね~、あゆみさん」

川c ’∀´) 「え?もっとアイスくれるんですか!?」

サキ「んなわけないでしょ!アイス代の代わりに、事務所の掃除をしていきなさい!!!!」

福島「食べ物の恨みは怖いな~」






申告義務がない場合、それを証明する義務はありますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「私のアイス、知りませんか?」

福島「知りませんよ。食べちゃったの忘れてるんじゃないですか?」

サキ「あたしが至福のアイスタイムを忘れるわけありません!まさか、先生、勝手に食べちゃったとか!?」

福島「サキちゃんのアイスを取るわけ無いでしょ?」

サキ「じゃあ、取ってないことを証明してください!」

福島「取ってない証拠というのは難しいですねー。」

川´・_・`リ 「……腑に落ちないけど、質問に行きましょう」

先生のホームページに書かれていたこと等についてお教えください。

「サラリーマンの副業は、原則として利益が20万円以上なければ確定申告をしなくてもいい」との記載がございました。

でも、20万円以下であることを証明しなくてもいいのでしょうか。

開業届を出している個人事業主が、利益がないからといって自分の判断で確定申告をしなくても本当にいいのでしょうか。

税務署に確定申告をするように催促されませんか。




福島「申告義務がない場合は、特に税務署への手続きは必要ありません」

サキ「税務署サイドからツッコまれることはないですか?」

福島「お店の看板やWEBサイトがある場合には、質問が来る可能性はありますね」

サキ「その時はどうするんですか?」

福島「最初は署名で質問がくるので、解答欄に利益が少ない旨を書けばおしまいです」

サキ「それ以上はツッコまれないんですか?」

福島「可能性は低いですね。ただし、申告をする場合と同様に、利益が少ないということを計算した記録や証拠書類は取っておいて下さい。」



川´・_・`リ 「それにしても、アイスはどこへ行っちゃったんだろう?」

福島「気になりますねー」

��次回の記事へつづく?? あ、質問の内容はこれで完結です!)



開業費はどこまで認められますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「10月に入って、ブログのペースがつかめてきましたか?」

福島「そうですね。質問も増えて、週2回はいけそうです」


川c ’∀´) 「ネタを持ってきたぜぇーー!!!!」←フリーラーサーのあゆみ

サキ「先生、長い残暑が終わった気がしませんか?」

福島「なんか一気に寒い空気が…」

あゆみ「だれが寒いんですかぁ? このこの~!!」

福島「あゆみさん、久し振りですね」

あゆみ「ブログが書けないって聞いたから、ネタを持ってきましたよ!」

サキ「それならもう心配ないから」

あゆみ「まあまあ!サキさんにもおみやげありますよ!

【ご注意ください!1ケース納品です】 明治 こだわりの大粒 たけのこの里 紫いも 46g×10個入

川`・д・リ 「やった!最近あたしコレにはまってるの!」

福島「食べ物でつられるんかい!まあいいや、質問はなんですか?」

あゆみ「友人からの質問を持ってきました」

開業費について教えてください。

コーチングの資格認定講座を受けて、コーチとして開業しました。

A)資格認定講座の費用は開業費になるでしょうか?

��)インターネット集客のセミナー費用は、どうでしょう?


どちらも高額セミナーの類に入ると思うのですが。




福島「ではあゆみちゃん、開業費の3つの要件を復習しましょう」

あゆみ「えーっと、その、あの…」

サキ「もう、いい加減に開業するとそうなるんですよ!開業費の要件は」

��)事業を開始するまでの間の費用(仕入は除く)
��)開業準備のために支出する費用
��)資産(10万円以上のもの)の取得費用は除く


福島「さあ、あゆみちゃん、これを踏まえて考えてみましょう」

あゆみ「Aは開業準備のためだからOK?」

福島「うーん。Aは開業準備とはいいにくいですね。これを準備と認めたら、開業費の範囲はメチャクチャ広いですよ」

サキ「先生が税理士試験に合格するために専門学校に行った費用とかも入っちゃいますよね?」

福島「専門学校代が経費になったら、いいですよねー。あとは医者になるために医学部に行った学費とか」

あゆみ「たしかに、そこまで認めるのは広すぎますね」


福島「一方Bは認められる可能性が高いですね」

サキ「コーチとしての能力だけでは開業できないってことですね?」

福島「はい。開業【準備】として集客の勉強をするのは、自然な流れですから」

川c ’∀´) 「なるほど!分かりました!!」


川´・_・`リ 「って、あゆみちゃん、さっきから口をモグモグさせてるけど。」

あゆみ「気のせい気のせい!」

サキ「自分でもってきたお菓子、食べてるでしょ!」

あゆみ「まあまあ、堅いこと言わないで、サキさんも食べましょう!」


福島「やれやれ、まだ暑さが残るのに、一足早い食欲の秋ですか」






事業用通帳の定義


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「先生って出張でいろんなところに行ってますよね」

福島「そうですね」

サキ「月の4分の1~3分の1くらい出かけてると、本拠地が分からなくなりません?」

福島「まあ私の場合は本拠地は『場所』じゃなくて『人』ですから」

サキ「さりげなくいいこと言ってませんか?」

福島「じゃあ、ボロを出さない内に質問にいきましょう」

川´・_・`リつ□ 「はい、こちらのメールです」

いつもご指導いただきありがとうございます。

副業で、プライベートと同じ口座を仕事に使っています。

この場合、帳簿の収支がしっかり合う形はとれない
かなと思いますが、それでよろしいのでしょうか?



福島「これは、ケースバイケースです」

サキ「収支が取れる時と取れないときがあるんですね?」

1)青色申告の10万円控除(または白色申告)の場合

そもそも貸借対照表を出さない
→残高をあわせる必要がない
→関係有るものだけ抜き出して記録すれば良い


2)青色申告の65万円控除

2-1)事業用通帳があると解釈する場合
プライベートのものはすべて事業主勘定で入力して残高を合わせる

2-2)事業用通帳がないと解釈する場合
事業に関係有るものだけ現金勘定などで入力して、預金出納帳を使わない



福島「まとめると、こうなりますね」

サキ「自分がどの立場にいるか(選ぶか)を決めないと、答えが出ないんですね」

福島「そういうことです」


おまけ→

川´・_・`リ 「さて先生。ボロを出してもらいましょうか?」
福島「あんた、何ガラにもないキャラ演じてるんですか?」
サキ「あたしは役者よ~」
福島「ウチが大切にしてるのは『場所』ではなく『人』ってことです」
サキ「だから、どこに行っても大事な人がいれば大丈夫と」
福島「そういうことです」
サキ「何に影響されたんですか?」
福島「この本にそういうことが書いてあって『ああ!自分もそう思って活動してるんだ!』ってめっちゃ共感したんですよ」
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会計ソフトで絶対やってはいけない科目ミス



川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「最近このブログ、サボり気味じゃないですか?」

福島「そうですね。気づけば2ヶ月近く放置してましたね」

サキ「カープCS進出も第三子誕生も全部すっ飛ばしてますよ」

福島「久しぶりですが、今日は重要な質問が来ているそうですね」

川´・_・`リつ 「この質問お願いします!」

仕事のために買った教材はどういう科目になるのでしょうか?

ネット調べたら、他の人は材料費や研究費というものを作っているみたいです。

私は【無形固定資産】の『ソフトウェア』の項目で、補助科目ではツール代として記帳しました。

しかしイマイチわかりません。

どの科目にすればよいのでしょうか?




福島「これは、絶対やってはいけないミスです」

サキ「実質的にセミナー受講と同じような教材を資産にしちゃってますね」

福島「会計の専門でない方は、『資産(負債)』と『経費』の違いを覚えましょう」

サキ「資産や負債は、手元にあるものですね」

福島「なので、決算の時には今あるものリストである「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)に計上されます」

サキ「一方、経費は使ったらなくなるものですね」

福島「だから、決算では利益を計算する「損益計算書(そんえきけいさんしょ)に計上されます」


サキ「ということは、教材代を無形固定資産に入れたら…」

福島「経費にならず、利益が増えて、税金が高くなるのです!」


福島「以前、一般のかたが作った会計ファイルで、1万円程度の備品を全部『有形固定資産』に入れてた人がいます」

サキ「それ、合計はいくら位ですか?」

福島「たしか合計で30万円弱だった気が…」

サキ「そのまま申告してたら、30万円×税率の税金をムダに払うことになったんですか!?」

福島「その通りです。怖いですねぇ」


サキ「経費は必ず『経費』というカテゴリ内の科目にいれましょう」

福島「新しい科目を作るときもそうですね」


おまけ
川`・д・リ 「先生、これからはきちんとブログを更新してくださいね!」

福島「うーん。ウチの尊敬する人がこのペースだから…」

サキ「そういうところを見習わない!!!!てか、負けてる!!」


アフィリエイトの経費の範囲

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「最近よくピノを食べてますけど、また何かの影響を受けたんですか?」

福島「アイスが好きなサキちゃんの影響ですかねぇ」

サキ「でもアタシはカップ入りタイプを良く食べてますよ」

福島「そうですねー。では今日の質問へ行きましょう」

今回お聞きしたいことは、
『アフィリエイトするために商品を購入した場合、どれくらい経費で落とせるのか?』
ということです。


今回購入しようと思っている商品はタブレットPCです。

・タブレットPCそのもののレビューサイトを作る(仕事)
・メモ帳機能を使う、PDFレポートを読む(仕事)
・動画(ニコニコ動画、ユーチューブなど)も見る(私用)
といった使い方をしようと考えてます。


質問
��)動画閲覧という仕事とは関係ないことにも使うので全額を経費には落とすことはできないのでしょうか?

��)金額の何%くらいを経費にできるのでしょうか?

ということが今回お聞きしたい内容です。
お手すきの時間に回答いただけたらと思います。



福島「これは、仕事に使っている割合を経費の割合とします」

サキ「割合はどうやって計算しますか?」

福島「一番よいのは、使っている時間ですね」

サキ「とはいっても、だいたいの個人事業者だと、『ザックリ何割』てフィーリングでやってますよね?」

福島「はい。真実は本人しか分からないので。自分の感覚で90%仕事だと思えば、そうすれば良いし、半分だと思えば、半分にすれば良いです」

サキ「今回は大丈夫そうですが、100%仕事ってのもアリですか?」

福島「本当にそうでしたらね。」

サキ「あくまで、実態で判断ですね」

福島「そうです。ただ、一般にタブレットPCだとプライベートでも持ち運びできるので、本当に100%ってケースは少ないかと、個人的には思います」

サキ「でも今回のケースだと、レビューサイトを作るための購入ですから、ニコ動やyoutubeを見るのも、広い意味では仕事(調査)じゃないですか?」

福島「そういう解釈もできますね。ただ、レビューサイトを作った後、普通に仕事に使う可能性もあるので、あえて100%は薦めませんでした」



おまけ(追記欄)

サキ「さて、そろそろおやつにしましょうか」
福島「アイスの時間ですね」
サキ「そういえば、先生。ピノは誰の影響ですか?」
福島「主にこの人の影響です」
サキ「はあ、そうですか」
福島「この娘、歌声と話し声のギャップがすごいんです!」
川`・д・リ 「そんな情報要りません!」

領収証の但し書きはどうしたら良い?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「アイドルのポスター、注文しましたか?」

福島「まったく心当たりがないですねー」

サキ「じゃあ、これはなんですか?」



福島「うわっ、こんな感じで送られてくるんだ。開けますよ」

サキ「卒業証書見たいですね」

開封する



福島「これは経営革新等支援機関の認定証です。」

��丸まっているので、写真が取れませんでした)

サキ「なんだか仰々しいですね」

福島「今日はこれとは違う質問ですね」

川´・_・`リつ□ 「お願いします」

はじめまして。

今日のメールセミナー読ませていただきました!

最近読み始めましたが、すっかりサキちゃんと福島さんの会話のファンです。

これからも楽しみにしています!


最近起業し始めたばかりで(開業届けはこれから)今名刺作成やお客様への必要な書類を作ってる最中です。

自宅はネット環境がないので、仕事に必要な書類などまんが喫茶で今日作成してきました。

まだ開業前ですが領収書をもらい「但し インターネットカフェ代として」とお店側に記入してもらいました。

本当は具体的に「資料作成の為のインターネットカフェ代」などまんが喫茶を使った目的まで記入してもらうべきだったでしょうか?

今後も領収書に「お客様との打ち合わせの為の飲食代として」など、具体的に行った内容や目的も書くべきかわかりません。

ちなみに、一応業務日誌は書いてます。


お忙しい中申し訳ありません。ご教授いただけたらと思います。

宜しくお願い致します。




福島「但し書きは気にしなくて良いです」

サキ「この場合は『インターネットカフェ代』で大丈夫ですよね?」

福島「店員さんは何のために使ったかは知りませんから」

サキ「『資料作成のため』とかは、余白に自分で書く人が多いですね」

福島「そこは自分で証明したほうが早いです。業務日誌があるなら、さらに良いです」


サキ「ところで先生。経営革新等支援機関って何ですか?」

福島「お客様へのサービスとして認定を受けました。簡単に言うと、この期間からアドバイスを受けて高額な資産を買うと、税金が安くなるケースがあるんです」

川`・д・リ 「そんな力を身につけたんですね!先生、腕を上げた!」

福島「どこから目線だよ!」




個人事業主の住所を移転した場合の手続き(基本)

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい…」

サキ「例のブツ、持って来ました。」

福島「ありがとう。で、ターゲットはこのドアの向こうにいるんですね」

サキ「はい。あたし、怖くて開けられません」

福島「じゃあ、私が開けてそのまま突入しましょう。ブツも受け取りましょう」

サキ「本当に行くんですね。怖くないですか?」

福島「やるしかないでしょう。行きますよ」

サキ「はい」

福島、サキ「覚悟おおおおおおおおぉ!!!!」

プシュー

福島「よし、無事に完了だ」

川´・_・`リ 「ありがとうございます。コレに懲りて、事前対策はきちんとしましょうね」

福島「じゃあサキちゃん、さっそく薬局に行ってゴキブリホイホイ買ってきてくださいね」

サキ「その前に、質問答えましょう。最近やってなかったから」

今度、自宅兼事務所を引っ越しする予定なのですが、
税務関係でしておかなければいけないことはありますか?

同じ市内での引っ越しなので
税務署の管轄は同じ●●税務署です


お忙しいところお手数ですが
よろしくお願いします



福島「税務署は市区町村と別に手続きが必要です」

サキ「コチラの書類ですね」

所得税・消費税の納税地の異動に関する届出手続
リンク先の真ん中辺りにあるPDFファイルへのリンクで書面が見られます。


福島「この他、注意点が2つあります」

1)引越し前と後で、所轄の税務署が同じかどうか?

サキ「同じだったら、そこの税務署に提出で終わりですね?」

福島「そうです。違う場合は、引越し前と後、両方の税務署に同じ書類を出して下さい」

サキ「税務署のエリアはどうやって調べたら良いですか?」

福島「届出の提出先となる税務署はコチラから確認して下さい。特に東京23区などは、同じ区内でも税務署が異なる場合があります。」

サキ「我らが広島市も、中区や南区は、場所によって税務署が分かれていますね」


2)税務署が変わった場合、自動引落は改めて登録

福島「これも盲点ですね」

サキ「個人の所得税・消費税は自動引落にしている人が多いですからね」

福島「出し忘れると、申告時期に白紙の支払い用紙が届くから、気付く可能性はあるんですけど」

サキ「思い込みで何もしないと、知らない間に滞納になっちゃいますね」

福島「なので、税務署の変更と自動引落の手続きはセットと考えておきましょう」

サキ「自動引落(振替納税)の用紙はコチラです」




事業用通帳の作り方(年の途中)


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい……」

サキ「newsで梅雨入りの話してたけど、どーなるんだろう...☂」

サキ「やだなぁ雨。↷꒰ू´•௰ू• `꒱↷」

サキ「雨を楽しむ方法ないかなぁ...」


福島「そんな話で3行も使うな!!うちの子は元気に水たまりに飛び込んでるぞ!」

川`・д・リ 「じゃあアタシも水たまりに飛び込んで、水だらけで出勤していいんですか!?」

福島「…それはやめてちょうだい。さあ、質問に行きますよ」

福島先生

いつも分かり易いブログ、メルマガをありがとうございます。

事業用の通帳を作成しようと思います。

年度途中で通帳を作成する場合、気をつけなければいけないことはありますか?

今年の1月から5月までの売上金などはどうしたらいいでしょう?

��ヶ月分の総売上の金額で通帳に入金したらいいのでしょうか?

帳簿の記載は特に気にしなくてもいいですか?

質問だらけでスイマセン。ご回答いただけると幸いです。



福島「年の途中で事業用通帳を作る場合、作る前と後を分けて考えます」

サキ「作る前の注意点は何ですか?」

福島「便宜的に、現金取引と考えるか、事業主借(貸)で入力するかですね」

サキ「移行のタイミングでやるべきことってあるんですか?」

福島「質問した人のように、お金を特別動かす必要はないです。」

サキ「事業用でない通帳に入った売上はそのままでも良いと」

福島「そうです。」


福島「事業用の通帳を作ったら、そこに事業関係の取引をすべて集約すると良いですね。」

サキ「経費の計上漏れが防げますね」

福島「特に自宅兼事務所の光熱費とかは、事業用通帳に移しておくと、忘れずにすみます」


サキ「事業用を作ったあとにプライベート通帳に仕事用の入出金があった場合は?」

福島「便宜的に、現金取引と考えるか、事業主借(貸)で入力するかですね(作る前と同じ)」



おまけ→

サキ「で、先生。雨の日を楽しむ方法は?」
福島「そうねー。雨女で有名な舞美ちゃんの歌声で癒されましょう」

携帯の端末代+通話料を同時請求される場合、経費は?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい……」

サキ「さっきからモニターを見て難しい顔をして、どうしたんですか?」

福島「今年の秋は困ったことになるぞ。」

サキ「何かあるんですか?」

福島「モーニング娘。の秋ツアー、行きたい日が、ことごとく家族や仕事の用事とかぶってるんだよ!」

川`・д・リ 「いいから仕事してください!」

福島「だいたいね、なんで半年近く先の用事がこんなに被るんだよ」

サキ「まあまあ先生、今日はどのメール読みますか?」

福島「ずいぶん斬新な話の転換だなぁ。じゃあ、今日はこれ」

ブログ、メールセミナー共に大変参考になっています。ありがとうございます。

いきなりの質問で申し訳ないのですが…

携帯料金やインターネット利用料が通信費となることはよくわかりますが、次のような場合の仕訳はどのようになるのでしょうか。

・タブレットを購入
・端末料金と利用料を分割で払っていく
・この端末は事業と個人的な利用の両方がある


まだまだ勉強不足でもうしわけないのですが、よろしくお願いします。




福島「このケースは、ポイントが2つあります」

1)事業とプライベートの兼用

サキ「これは、仕事に関する部分だけ経費ってことですよね?」

福島「仕事でこのタブレットを8割使っているなら、利用料の8割が経費です」

サキ「この話は12日間無料メールセミナーでも触れていますね」


2)端末料金と利用料を同時に支払っている

福島「厳密に言えば、端末料は消耗品費で、利用料は通信費ですね」

サキ「ということは、明細をみて、科目を分けないといけないんですか?」

福島「サキちゃん、そうやって入力したこと、ある?」

サキ「言われてみれば、無いですね」

福島「科目を分けても同じにしても、経費の合計額は変わらないので、一括で通信費にしましょう」


おまけ→

サキ「先生、落ち着きましたか?」
福島「あ!せっかく忘れてたのに、思い出したじゃないか!11月上旬に仙台に社員旅行するか?」
サキ「社員総出でコンサートですか?イヤですよー」
福島「そうか、残念だなー」
サキ「とりあえず、さっき届いたコレでも読んで、落ち着いて下さい」
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領収書の宛名は屋号でないとダメですか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「よく来るあゆみちゃんって何屋さんですか?」

福島「そういえば、ちゃんと聞いたことがないですねー」

川c ’∀´) 「お、どうした?」←フリーランサーのあゆみ

サキ「ちょっと、また勝手に事務所に入ってきて!」

福島「ウワサをすれば、なんとやらですね」

あゆみ「お二人さん、私のウワサをしていたんですか!?」

福島「そうそう。あゆみちゃんって、何屋さんなの?って」

あゆみ「ヒントは、コチラ!」



あゆみ「あゆみブックス仙台店でも、先生の本はたくさんですよー」

福島「私が仙台に出張した時の写真じゃないですか!」

サキ「それ名前が同じお店なだけでしょ!」

あゆみ「そうそう。で、今日はあたしの質問です」

福島「今日はなんですか?」


あゆみ「あたしの場合、『Ayumi studio』って屋号なんですけど、領収書の宛名はこれじゃないとダメですか?」

福島「サキちゃん、答えてみる?」

サキ「『Ayumi studio』が理想だけど、『あゆみ』でも無記名でも、大丈夫です」

川c ’∀´) 「おー!さすがアシスタント!!」

川´・_・`リ 「……これでも本業です」


福島「補足すると、宛名云々より、実際にあゆみちゃんがその商品を買った(サービスを受けた)という事実が大事です」

あゆみ「じゃあ、宛名はどうでもいいんですね?」

福島「極論はそうですけど、何十万もするものだったら、きちんと本名か屋号にしてくださいね」

あゆみ「はい!!よく分かりました!!!」


サキ「ってか、あゆみちゃん、よく来るけど、実は仕事があんまりないとか? なんならこの事務所で働く?」

川c ’∀´) 「…あ、あたしは本業が忙しいので、これにて失礼します!!」




事業と通勤(給与をもらう仕事)の交通費はどこで区別?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「このメールはボツでいいですよね?」

福島「なになに。『福島先生のイチオシソングを教えて下さい』これ採用!

サキ「じゃあ、モノ好きさんのために、後半で」

川c ’∀´) 「そりゃあ、イチオシはモーニング娘。でしょ!今がアツい!」←フリーランサーのあゆみ

サキ「ちょっと、また勝手に事務所に入ってきて!」

福島「……連休明けの初日から、暑苦しいというかなんというか」

あゆみ「連休明けのダルさも吹っ飛ぶ質問を、友だちから預かって来ました!」


福島先生メールセミナーありがとうございました。

色々勉強させていただいています!

まだまだ勉強不足で変な質問かも知れませんが、質問させて頂きます。

私は整体師でして、個人で往診専門で開業しようと考えています。

現在アルバイトの形で治療院につとめています。

開業後も並行して勤めようと思っています。

そこで質問なのですが、往診は公共交通機関を利用します。

往診先から直接治療院に向かう場合、また帰りの交通費などは経費にできるのでしょうか??

下らない質問ですがよろしくお願いします!




福島「あゆみちゃん、頭の体操で答えてみて!」

あゆみ「ほら、あれですよ。経費にしちゃったもん勝ちですよ!」

サキ「それは雑すぎ!治療院←→往診先は個人事業と勤務が混ざっているから半額経費!」

福島「うーん。どっちも正解にしようかな」

川´・_・`リ 川c ’∀´) 「ええええーーーー!!」

サキ「家→治療院→家 は、単なる通勤だから経費にならない」

あゆみ「家→往診先→家 は、事業のための移動だから経費になる」

福島「そこまでは誰も悩まないですね。でも治療院←→往診先はどちらでもないです。そこで」

あゆみ「そこでーー!!!!!」

サキ「いちいちウザい合いの手は要らない!」

福島「半額経費という考え方も、全額経費という考えも成り立ちます」

サキ「なんとも歯切れの悪い回答ですね」

福島「もし、PASPY・ICOCAなどのICカードを使っていたら、もともといろんな交通費が混ざっていると思うので、チャージ代の●%が仕事分、というやりかたでも良いでしょう」


おまけ


あゆみ「ねえ先生。ここ1年くらいのモーニング娘。ってアツいと思いませんか?」
福島「いいねー。ONE・TWO・THREEからシングルの発売順に聴いていくと、良いかと」

川´・_・`リ 「このブログ、何の講座ですか!」

専従者を事業に関係ない家族の扶養に出来ますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「広島の菓子博、すごく混んでるらしいですね」

福島「子連れで行くにはキツイらしいとか」

サキ「どうせなら夏休みまでやってくれたらいいのに」

福島「待ち時間用のお菓子が必須という、洒落にならない意見もあるくらいですから」

サキ「先生は家族と行くんですか?」

福島「そうね。連休明けにでも」

サキ「ところで、今日は先生から問題を出すんですよね?」

福島「はい。早速行ってみましょう」

問題:
次の場合、配偶者控除や扶養控除は使えますか?
ただし、登場人物はすべて同居している家族とする


��)
・事業主が配偶者に給与を年100万円払う
・その配偶者を、事業主が扶養に入れる(配偶者控除を使う)

��)
・事業主が両親を専従者にして、父に年200万円、母に年100万円支払う
・父が母を扶養にいれて、配偶者控除を使いたい

��)
・事業主が母を専従者にして、給与を年100万円支払う
・父(事業に関係ない)が母を扶養に入れる(配偶者控除を使う)




サキ「えーと、1番はダメですよね」

福島「これは基本です。専従者給与を払うと、その家族を扶養にはいれられません」

サキ「2番は、えーと…、あれ?どっちだろ?」


川*^∇^)|| 「はい、はい!」←サキの友人、クマイ

サキ「え!?いつの間に!?」

福島「その体で気配を消してやってくるとは、おぬし」

クマイ「身長については触れないでください!」

福島「まあいいや、2番の答え、分かる?」

川´・_・`リ 「突然やってきたことに触れないんですね…」

クマイ「所得税法第2条33項を根拠に、配偶者控除は使えません!」

所得税法 第2条(定義)33項
控除対象配偶者 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの(第五十七条第一項(事業に専従する親族がある場合の必要経費の特例等)に規定する青色事業専従者に該当するもので同項に規定する給与の支払を受けるもの及び同条第三項に規定する事業専従者に該当するものを除く。)のうち、合計所得金額が三十八万円以下である者をいう。




福島「空気読まずに条文持ってきたけど、正解です!」

川*^∇^)|| 「おっしゃ!」

サキ「さすが大学生。条文は見てるのね。って、商学部じゃないでしょ!」


福島「まとめましょう。結論は、2番も3番も扶養にできません」

サキ「条文をそのまま読むと、専従者給与をもらっている場合は、事業主以外の家族の扶養もダメってことなんですね?」

福島「そうですね。イメージがどうあれ、ダメとしっかり書かれているものはダメです」

クマイ「やっぱり条文は大事ですね!」




給与と報酬でもらう場合、報酬部分の経費は?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「気づいたら、4月も後半ですよ!」

福島「そうですね」

サキ「ブログの更新頻度、ひどすぎませんか?ヘタしたらコンサートに行ってる回数より…」

福島「さすがにそれほど少なくは無いかと。」

サキ「じゃあ、質問に行きますよ」

はじめまして。

都内でフリーの医師をやっていて、数ヶ所の病院に行っています。

基本的には給与所得で、源泉徴収されているのですが、病院によっては、「報酬」と書かれた紙を渡され、源泉徴収されていないとの但し書きがありました。

この場合、私は個人事業者になるのでしょうか?特に何かを申請した覚えはありません。

そのような場合でも先生の著書(フリーランス、個人事業の絶対トクする!経費と節税)のような節税は可能なのでしょうか?

例えば、雑費としての医学書や、妻にスケジュールの管理などしてもらっているのですが、事業専従者控除としていくらか落とせますでしょうか?




福島「医師や歯科技師などでは、クリエイティブ系のお仕事と違う意味でフリーという言葉を使いますね。」

サキ「コチラの記事でそういう話がありましたね」
http://kak-shin.jp/nyumon/cat14/post-53.html

福島「今回は、給与と報酬の両方があるケースです」

サキ「経費の考え方は同じですか?」

福島「報酬としてもらっている分に対応する経費があるなら、それは経費にできます。この部分は一般の事業と同じです」


サキ「医学書とかはどうなりますか?」

福島「報酬でもらう診療のために買ったと言えれば、それは経費です。現実はどっちに対応しているかは難しいですけど」

サキ「専従者給与(専従者控除)はどうなりますか?」

福島「そもそも論として、報酬でもらっているのは、全体の一部だと思うので、専従者給与は難しいです」

サキ「事業として働いている時間が短いのなら、それに専門で働くって理屈は成り立たないのですね」


福島「無難な対応としては、報酬が年額50~100万円程度なら、その金額まで経費になりうる出費を見つけることです」

サキ「医学書とか、交通費とか、光熱費・通信費の一部とかですね」

福島「そういうことです」




税金の世界から見て、不利な業種は何でしょう?


「税金の世界から見て、不利な業種は何でしょう?」


 答えはいろいろあるかと思いますが、
 私は「飲食店」を挙げます。


 ・開業資金が必要(設備投資が必要)
 ・労働時間が長い(コントロールが難しい)
 ・お金がないのに税金がかかる
  (減価償却システムの問題点)


 これにもかかわらず、
 脱サラなどで飲食店を開業したい人は後を絶ちません。


 最近は、元手の要らない業種が増えたので、
 現実逃避的な飲食店開業は、減ってはいるでしょう。


 このメルマガをお読みの方は、程度の差こそあれ
 税金について気にしていると思うので、
 現実逃避に比べれば、レベルの高い起業家が多いかと思います。


 それでも、のんべんだらりと事業を行なっていれば、
 アタリマエですが結果はでません。


 特に、副業や主婦の起業は、厳しく言えば
 「生活がかかっていないから甘い」という傾向が見られます。


 あと、これは書こうか迷いましたが…
 税金の相談をされるかたで、ズレてる方を時々見受けます。
 ズレてることに気づかないのは、やむを得ないのですが。


 すごくシンプルに言いますね。
 所得税(確定申告)は、利益に対する税金です。
 だから、利益が出なければ申告不要です。


 ということは、極端な話、利益が出るまでは
 税金の事は気にしなくても良いのです。

 気にしないは言い過ぎか。
 頭の片隅程度で良いです。


 具体的には
 ・青色申告の申請をする
 ・経費の考え方を知る
 ・証拠書類を保存しておく


 これだけで良いのです。
 あとは、ひたすら利益を出すことに集中すればよいのです。


 ここで私のジレンマ。
 私は利益が出たあとの税金対策はプロですが、
 その前段階、つまり利益を出すことに対しては素人です。


 自分自身は税理士という仕事で生計を立てられる
 レベルまで行きましたが、
 他人にそれを教える能力はありません。


 税理士は、おそらく他の仕事に比べれば、
 利益を出すことの結果は出しやすいかと思います。
��あくまで、他との比較、という意味なので、簡単ではないですが)


 で、結果を出すのが難しいものの代表は、
 やはり飲食店かと。


 なので、どの業種でも飲食店の開業~利益がでるまでの
 基本を知っておくのは、大事だと考えています。


 飲食店の中でも、店員が少なくて住む、
 つまり個人事業で応用がききやすいのはカフェです。


 今日なら音声もついてきます。
 


通帳は保存する必要はありますか?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「なんか久しぶりすぎて、ここで何の会話するか忘れてませんか?」

福島「そうなんですよ。どうしたものか」

サキ「ひとまず、質問にいきましょう」

福島さんこんにちは

メールセミナーとても参考になり、また、勉強になっています。

質問があります。

わたしはアクセサリーを作って売るという仕事を始めたのですが、お客様にオーダーいただいてお振込いただいています。

普段はネットバンキングで確認作業などをしているのですが、その確認画面のコピーをとっておけばいいのでしょうか?

それだと、当月か前月の分までしか見る事が出来ず、今年一月に開業したのですが1月分は確認出来ません。

そういう場合は通帳や通帳のコピーを提出しなければなりませんか?

通帳ではなく、領収証を発行しているので、それでもかまわないのでしょうか?

よろしくお願いします。



福島「保存の目的がごっちゃになってますね」

サキ「と、いいますと?」

福島「この質問には2つのポイントがあります」


1)売上の記録をどうするか?

今回は領収書を発行しているので、その控えがあれば売上の証拠になります。


2)通帳(入出金の記録)は保存すべき?

これはこれで、保存すべきですね。

通帳というのは、お金の動きがすべて記録されています。

なので、これがあれば、何があったか振り返るときに便利です。

具体的な取引は領収書類のほうが分かりますが、全体を見渡すための資料として、通帳類は保存すべきでしょう。



サキ「言われてみてば、すべての領収書類が揃っていれば、通帳は要らない気もしますね」

福島「でも、入力の基礎は通帳じゃないですか。特に売掛金や買掛金のお金の動きは通帳がないとわかりません」

サキ「そうですね」


引越しして最初の確定申告は、コチラに注意して下さい!

◆引越しして最初の確定申告は、コチラに注意して下さい!


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「いよいよ確定申告シーズンも終わりが見えましたねー」

福島「終盤は、いつも花粉との戦いだけど、今年は腰痛もやってきて、キツイです」

サキ「さて、今日は先生から注意点のお話ですね」

福島「引越しして最初の申告での注意点です」

1)納税地の異動届を提出
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/06.htm

管轄の税務署が変わる場合は、変更前と変更後、両方の税務署に提出


2)年明けに引っ越した場合の住所記載
住所自体は、現在の住所(引越し後)を記入

1月1日現在の住所を書く欄があるので、
ここは引越し前の住所になる。


3)税金を自動引落にしている場合
管轄の税務署が変わった場合、もう一度自動引き落としの申し込みをする。


忘れると、税金滞納になってしまうので、注意して下さい。



サキ「今日はやけにまともですね」

福島「あたしゃ仕事はマジメにやりますよ!」




福利厚生費とは?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「気になるジンクスってありますか?」

福島「私がスポーツ観戦すると、ひいきのチームが負けるとか」

川´・_・`リ 「…いやなジンクスですね」

福島「実際は勝率3割くらいだとおもうんですけど、こないだも、サンフレッチェ広島の開幕戦見てたら、負けたし」


サキ「ところで先生、私達がエディオンスタジアムにサンフレッチェ広島の試合を見に行ったら、その観戦料は福利厚生費ですか?」

福島「そうなりますね。私(事業主)とサキちゃん(従業員)のレクリエーションですから。」

サキ「では、こういうケースはどうでしょう?」

従業員がひとり、つまり自分しかいない場合についてです。

お店にいるときに飲んだドリンク類は福利厚生費に値されるでしょうか。




福島「お店にいる目的によりますね」

サキ「誰かと打ち合わせなら会議費」

福島「作業のためにいるなら雑費とかですね」

サキ「単純な飲食だったら経費にならないんですか?」

福島「経費になりません。単純な飲食は、生活費です」

サキ「福利厚生費っていう逃げ道はないんですか?」


福島「個人事業主で従業員がいない場合は、福利厚生費という概念はありません」

サキ「そもそも福利厚生費って従業員に対するものなんですね?」

福島「そういうことです。」



カード支払の帳簿の付け方


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「地域限定の食べ物飲み物っていろいろありますよね」

福島「広島だったら… お好み焼きやもみじ饅頭は名物だから違いますかね」

サキ「プリッツのお好み焼き味とか!」

福島「あー、なるほど」


川c ’∀´) 「ふっふっふ。地域限定といえば、ずんだシェイク!!」←フリーランサーのあゆみ

福島「ちょっと、あゆみちゃん。いつの間に来てたの!」

あゆみ「ひどい、先生。いくらあたしが背が低いからって…」

サキ「チャイムもノックもせずに勝手に入ってくるからでしょ!」

あゆみ「まあまあ。ちょっと教えて欲しいことがあったから」

サキ「……ずうずうしいなぁ」

クレジットカードを利用して仕入れを行った場合は買掛金で処理をすると思います。

同じくクレジットカードで事業の備品や消耗品を購入した場合はどうなるのでしょうか?

今のところ未払金で処理しているのですが、これで良いのでしょうか?



福島「これはこれでOKです。仕訳だとこんなイメージですかね」

カード明細発行時
消耗品 100/未払金 200
通信費 50
雑費 50

引き落とし時
未払金 / 預金 200



あゆみ「買掛金と同じ理屈ですね」

福島「そういうことです。ただし、面倒なケースもあるかとおもいます」

サキ「仕事とプライベートがごっちゃになってる場合ですね」

福島「会計ソフトにあまり慣れてない人だと、未払いを絡める仕訳は苦手な人が多いでしょう」

サキ「たしかに未払金の残高管理とか面倒ですね」

福島「そこで、カードを使った時点で、現金での買い物をしたと考えちゃっても良いです」

サキ「単純に現金出納帳で記帳しちゃうんですね」


川c ’∀´) 「それは貴重なテクニックを!」


福島「……」

サキ「せっかく昨日から暖かくなったのに、あゆみちゃんのせいで空気が一気に寒くなりましたね」




通販業者が送料を受け取った場合の帳簿は?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「今日は質問から行きましょう」

福島「あっさりスタートモードですね」

売上の考え方について質問です。

通販をやっているのですが、送料を固定で250円受け取っています。

実際の送料は毎回変わってきます。

この場合、この250円というのは、預り金で処理するのですか?



福島「このケースでは、250円も含めて売上です」

サキ「配送業者への送料は荷造運賃で経費ですね?」

福島「そうです。だから預り金という科目を使う必要はありません」

サキ「預り金を使って差額を収入or経費ではダメですか?」

福島「ダメです。預り金というのは、あくまで実費(実際の金額)をあずかっているという意味です。同じ金額が右から左へ流れていないといけません。」

サキ「一律250円という場合は、単純に商品の代金に250円をプラスしているということですか?」

福島「そういうことです」



おまけ
福島「私の最近のお気に入り」
真野恵里菜 フォトブック 『 まのなの 』
川`・д・リ 「そういうコーナー要りません!」
福島「だって、この本良かったんだもーん」
サキ「今日の記事、結構本質をついてるから、検索で見に来る人多いかもしれないのに」
福島「そうね。【預り金】か【売上・経費の二本立て】かで消費税の運命変わるし」
サキ「オマケにそんな大事なことを書くんですか!」

仕入と消耗品の違いは?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「最近、本を買いすぎじゃないですか?」

福島「うーん。それは昔からの癖で、読みたいと思ったらとりあえず買っちゃうんです」

川´・_・`リ 「だからって、本棚に入りきらない本がこんだけあるのはどうかと思います」



福島「税務の本を優先的に本棚に入れてますからねー」

サキ「いいから質問にいきますよ」

講座を開く時に使用している「テキスト」を、所属する団体から購入しています。

このテキスト代は、「仕入」になるのでしょうか?


私は単純に販売費用の中に「講座教材費」という科目を作り、経費として処理をしていました。

ひょっとして間違っていますでしょうか?

尚、このテキストの購入はこれからも定期的に続きます(一過性のものではありません)



福島「まあ、いいんじゃないですかねぇ?」

川´・_・`リ 「先生、なんかあいまい」

福島「優柔不断は二人の共通点だから」

サキ「マジメに解説してください!」


福島「事務用品とかチラシなど、だいたい似たようなペースで買って使うものについては、買った時の経費にして良いのです」

サキ「商品ではないってことが前提ですよね?」

福島「そのまま販売するものは商品なので、仕入扱いで、棚卸は必須です」

サキ「テキストはどっちなんですか?」

福島「テキストをそのまま一冊いくらで販売しているわけではないので、消耗品の一種と考えても良いでしょう」


サキ「他に注意点はありますか?」

福島「全体のバランスですね。経費全体のなかでテキスト代が3割とか占めていたら、厳密にやらないといけませんが、大した金額でなければ、買った時の経費で問題ありません」

サキ「要は大勢に影響がないものは、便宜的に支払った時の経費で問題ないと」

福島「大雑把に言えばそうですね」


申告をしてない年があっても、開業費の償却は出来ますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「今日のお昼はカレーパンですか!?」

福島「そうですけど、何かありましたか?」

サキ「朝ごはんでカレーを食べてきたって言ってたから…」

福島「あ!忘れてた!」

川´・_・`リ 「……どんだけカレーが好きなんですか?」

福島「家庭のカレーとカレーパンと、インド系カレー(+ナン)は別料理です!」

サキ「ではカレーとは何の関係もない質問です」

福島さん

いつもメルマガ楽しみに読ませていただいております。

今日は、質問があってメールしました。

私は、開業3年目のものです。

白色申告で1年目と2年目は、赤字だったので確定申告はしませんでした。

ですが、今回は少しだけ黒字になりそうなので確定申告をします。

この少しだけ黒字になった部分に開業費(の償却)をあてて、赤字申告することはできますか?



福島「1年めの開業準備金を開業費としてまとめてあるなら、大丈夫です」

サキ「途中の申告がなくても大丈夫ですか?」

福島「開業費は好きな年に好きなだけ償却(経費にすること)ができるので、大丈夫です」

サキ「でもこれって、開業費を全額償却して赤字にするのって、もったいないんじゃないですか?」

福島「するどい!仮にこの人が他に収入がなくて白色申告だとしても、少なくとも38万円は基礎控除があるので、それだけ利益を残しても税金はゼロですね」

サキ「あとは、もっと利益が出る年まで引っ張って、税率が上がった時に経費にして税率を下げるとか」

福島「それも有効です。」



入金が遅れていても売上になるのですか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「初めての著書、出版おめでとうございます!」



福島「新宿の某書店では平積みになっていたとか」

サキ「実はちゃんとした税金の本で驚かれたとか」

福島「それはおかしいでしょ!このタイトルでアイドルを語ってたらおかしいでしょ」


川c ’∀´) 「でも、あたしが登場してる時点で」←フリーランサーのあゆみ

サキ「ウゲッ、いつの間に来てたの!」

あゆみ「えっとねー!聞いてください!



あゆみ「なんと…… 」



あゆみ「なんと……」



福島「ムダに行数稼がないで下さい!」

サキ「そうやってひっぱって、ろくな結論がないからスベるんですよ」

川c ’∀´) 「すいません。マジメに相談したいことがあるんです」

福島「焼き鳥つくね丼をおごってくれたら、聞きますよ」

あゆみ「……わかりました」


実は、あるお客さんからのお金の支払いが昨年6月頃から止まっています。

きついんだろうな・・・と思い気を使って言っていたら、あっという間にもう2月・・・。

払って頂けていないお金はそこそこ多額に・・・。



相手の会社に請求を立てているから、立てた分はちゃんと確定申告しなくてはダメですよね?

多分今年中には払ってくれるとは思うんですが、「これだけまだ頂いてません」的な物を確定申告で提出したりとかあるんですか?

仲が凄く良い相手なだけに相手になんて言ったらいいのかわかりません。




福島「この場合は、一般的な売掛金と同じ扱いになります」

サキ「12月分を1月末に振込とかのケースですね?」

福島「そうです。請求している時点で(仕事をした時点で)売上は確定です。」

あゆみ「おかねをもらえなくても?」

福島「はい。お金をもらった時点で売上にできると、その時期をずらして利益操作ができてしまうからです」

あゆみ「じゃあ、アタシは税金だけとられるんですか?」

福島「だって、そのうちお金は払ってもらえるんでしょう?」

あゆみ「そりゃあそうですけど…」

サキ「仮に相手の経営が苦しくなって、事業をたたんだりしたら、どうなるんですか?」

福島「完全に回収不能となった時点で、その金額を『貸倒損失(かしだおれそんしつ)』として経費にします」

サキ「そこまでいって、ようやくプラマイゼロなんですね」

福島「ここでは詳細は書けませんが、貸倒損失というのも、なかなか実行するのは面倒ですねー」


あゆみ「そうですか……」

福島「……あゆみちゃん、大変そうですから、焼き鳥つくね丼は私がおごってあげますよ」

川c ’∀´) 「本当?やったー!」

川c ’∀´) 「なんかね、、お肉とタレとごはんが合う合うーっ!そしてすごいお腹いっぱいなるーっ」

サキ「先生、あたしなんか疲れました」




委託販売を受けた場合(受託販売)の仕訳


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「新聞の4コママンガって、すごいですね」

福島「毎日ネタがつきないのがすごいですね。私なんか、今ここに書くことが無くて困ってるのに」

サキ「普通に質問に答えましょうよ」

福島様 大変お世話になります。

また、わからないことが出てきまして、悩んでいます。どうか教えて頂けないでしょうか?

昨年から受託販売を始めました。

商品が売れると、30パーセントの手数料を引いて残額を委託者に振り込んでいます。

下記のような2例があります。

1) 委託品のみを販売した場合

10月1日 1000円の委託品の注文が入る。
10月2日 1000円と送料350円が普通預金に振り込まれ、同日出荷する。
12月25日 委託者に700円を振り込む

2) 委託品のみならず、自分で仕入れた商品を同時に販売した場合

10月1日 1000円の委託品と、自分で仕入れた商品1000円の注文が同一のお客さんから入る。
10月2日 2000円と送料350円が普通預金に振り込まれ、同日出荷する。
12月25日 委託者に700円振り込む。


何度考えてもわかりません。。。 どのような仕訳になるのか教えてください。



福島「いきなり答えから書きますね」

1) 委託品のみを販売した場合
10/1 仕訳なし

10/2 預金 1350 / 預り金(販売)700
           売上 300
           預り金(送料)350
    
10/25 預り金(販売)700 / 預金 700

送料を払った時 預り金(送料)350/預金 350


2) 委託品のみならず、自分で仕入れた商品を同時に販売した場合

10/2だけ1と代わります。

10/2 預金 2350 / 売上(販売) 1000
           預り金(販売)700
           売上(受託手数料)300
           預り金(送料)350



サキ「珍しく簿記教室みたいな展開ですね」

福島「はい。練習問題チックで、オチもないです」

サキ「大阪人じゃないんだから、オチはいりません!」


福島「今回のポイントは、立替金とか預り金っぽいものが2つあることです」

サキ「受託販売の700円は お客様→自分→委託業者 と流れるだけですね」

福島「だから、預り金(販売)という科目が発生して消えるだけです」

サキ「送料も同様ですね?」

福島「質問の本文からカットしちゃいましたが、この350円というのはレターパック(350円)だそうですので、明確に対応出来ますね」

サキ「預り金は販売と送料で分けたほうが良いですか?」

福島「はい、補助科目で分けておいたほうが、払った払っていないが明確になってよいでしょう」




無料で仕入をした場合はどうしたら良いですか?


税理士の福島「ねえ、サキちゃん?」

川´・_・`リ 「なんですか?」←アシスタントのサキ

福島「サキちゃんってさぁ、新幹線の車内販売のお姉さんにいそうな感じだよね」

サキ「それって、褒め言葉ですか?」

福島「そのつもりなんだけどなー」

サキ「だから先生、モテないんです!」

福島「別にいいですよ。奇跡的に訪れた短期のモテ期に妻を見つけたんですから」

川´・_・`リ 「……質問いきますよ」


こんにちは。無料セミナー受講の●●です。

本を出されるということで、早速アマゾンで予約しました。

私、薪販売をしています。

その際の仕入れですが、無償で造園屋さんから頂いて、一束280円で販売しています。

その際の仕分けがわかりません。どうかご教授ください。

個人的の考えでは、おおよその時価を任意で設定して、次の仕訳だと思います。

仕入時:仕入150/受贈益150
売上時:現金280/売上280 


どうかよろしくお願いします。



福島「仕入のときは、何もしなくて良いです」

サキ「やっぱりそうなんですね」

福島「質問者が考えた仕入時の仕訳って、結局利益に影響ないですよね」

サキ「確かに。」

福島「そもそも、造園屋さんがタダでくれるって時点で、先方さんは価値がゼロ円と考えてるわけですよね」

サキ「処分代が浮くっていうメリットはあるかもしれないけど」

福島「難しく考えればいろいろあるんでしょうけど、仕入の規模が億単位になるとか、監査法人が入るとかでない限り、何も考えなくて良いです」


金券ショップで商品券を安く買った場合の仕訳


税理士の福島「ねえ、サキちゃん?」

川´・_・`リ 「なんですか?」←アシスタントのサキ

福島「今日はまだ宅配便関連は、来てないよね?」

サキ「まだですね。何か到着を待ってるんですか?」

福島「これ↓」
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川´・_・`リつ 「……今日の質問にいきますよ」

福島さん。
先日はご質問のメッセージありがとうございます。

以前に金券ショップにてアマゾンポイントを買い、そのポイントを利用してamazonで買い物をしました。

この際は、帳簿はどうやって記録するのですか?

アマゾンから送られてきている領収書はポイントで全額支払ってありますので、「支払額0円」となっているのです。

このような場合はどうするべきなのでしょうか?

少しばかりわからずメールいたしました。お返事お待ちしております。

富山県在住:れーちゃんより。



福島「本来はこうですね」

例)
・金券ショップでamazonポイント500円分を450円で購入
・amazonで2000円の品物を購入
 (クレジット払い、上記ポイント使用)

<購入時の仕訳>
消耗品費など 2000/事業主借 450
          消耗品費 50
          未払金など(カード支払) 1500



サキ「右側の事業主借はポイント利用分ですね」

福島「はい、500円分を450円で買った分です」

サキ「消耗品費50ってのはなんですか?」

福島「ポイントで割引になった分です。実質1950円で買えているので、差引にしないといけません。」

サキ「左側に初めから1950と書いてもいいですか?」

福島「それでもかまいません。結論としては、ポイントを使うことで割引になる金額を反映させることです。」

サキ「なんか面倒ですね」

福島「面倒なら単純に 消耗品費など/事業主借 1950 で済ませても良いです」


参考記事
ポイントで買ったモノは経費にできますか?



給与と事業の収入がある場合、所得はどうやって計算しますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「あの寒い人、今日も居座っていますけど…」

福島「質問があるのでしょうから、いいんじゃないですか?」


川c ’∀´) 「そうですそうです。今日も友人から質問預かって来ました」←フリーランサーのあゆみ

福島「じゃあ、とっとと読んで」

あゆみ「先生、あたしに冷たい!もう、ツンデレなんだからぁ」

個人事業での所得の他に給与所得があります。
このような場合、所得計算はどのように行われるのでしょうか?


■事業所得の金額=収入金額-経費
■給与所得の金額=給与収入-給与所得控除


この両方が別々で計算され、最終的に所得が合算されるという考えで合っていますか?

もしかしたら、個人事業主は給与所得控除が受けられないということはあるのでしょうか?

まさか受けられないとは思えないのですが・・・。
ご教授頂けますと大変助かります。



福島「あー、この人よく分かってますね」

あゆみ「そうですか?この子、駆け出しのフリーランサーで、まだ自分の事業だけじゃ暮らせなくて…」

福島「(あゆみを無視して)この質問内容、完璧です。私が考えるより、シンプルに説明しきれています」

サキ「確かに。シンプルに内容が凝縮されていますね」

福島「私が所得税の構造を説明した記事は、もっと長いですからねー」
��リンク先のその先で、一部表示が乱れています。すみません)


サキ「よくある話としては、友人の質問と言いながら、実は自分のことだったりして」

あゆみ「ウソだ!(笑)」

サキ「まあ、ここは確定申告の質問を扱う場所だから、本当はどうでも」

あゆみ「絶対ウソだ!(笑)」


福島「まあまあ。ここで大事なのは、同じ仕事をしても、ある所では給与としてもらって、別の所では事業扱いでもらうことがあるのです」

サキ「なるほど。」

福島「そういう時は、給与と事業の二本立てで集計して申告する必要があります」

サキ「給与か事業かを判定する方法はあるんですか?」

福島「給与なら源泉徴収票、事業なら支払調書がもらえます(または何ももらえない)」

明日発行のメルマガでは、この内容を具体例を使って説明します。



��おまけ)

あゆみ「ところで先生。昨日は嬉しいニュースがありましたね」

福島「そうそう。モーニング娘。の新曲Help me!!が3年8ヶ月ぶりのオリコンウィークリー1位でしたね!」


あゆみ「この勢いの恩恵にあずかって、先生の本もamazon1位とか取れるといいですね!」


福島「あたしゃ別に順位気にしてませんから」



クレジットカードのリボ払い時の仕訳について


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「例の寒い人が来たんですけど…」

福島「ひとまず、入ってもらいましょう」


川c ’∀´) 「お、どうした?」←フリーランサーのあゆみ

福島「開口一番、タメ口かい!」

あゆみ「あ、失礼しました。最近後輩ができたもんで、フランクな口調を心がけてたんです」

サキ「今日はどうしたんですか?」

あゆみ「実は、先生にちょっとご相談がありまして。」

福島「お金貸してって相談じゃなければ聞きますよ」

川c ’∀´)「違います。ズバリ!「クレジットカードのリボ払い時の仕訳について」です!」

福島「そんなドヤ顔で言う内容ではないでしょ」

あゆみ「しかも経費と家事消費両方を毎月リボ払いにして家事用兼事業用口座にて決済する場合です!

川´・_・`リ 「……先生、早く答えちゃって下さい」

例)
・事業用のモノ20万円とプライベートのモノ10万円を同時に購入
・リボ払いを選択
・カード明細にリボ払いの利息は15,000円と表示

この場合、
事業分 15,000円 × 2/3 = 10,000円
プライベート分 15,000円 × 1/3 = 5,000円

したがって、カード代引き落とし時の仕訳はこうなります。

支払利息 10,000円/預金 15,000円
事業主貸 5,000円



あゆみ「これはシンプルな事例ですね。」

福島「あゆみさん、実態はもっと複雑ですか?」

川c ’∀´) 「ハイ!毎月いろいろリボ払いにしちゃってるから、何が何だかわかりません!」

川´・_・`リ 「……だから、ドヤ顔で言わない!」

福島「基本的な考え方は、リボ払いの対象になっている買い物のうち、仕事の品物が何割あるかです」

あゆみ「明細から判断するんですか?」

福島「それしかないですね。毎月ゴロゴロ動くかもしれないですが、『だいたいこれくらい』ってのが分かれば、それでいいです」

川c ’∀´) 「めんどくさいなー そうだ先生!あたしの帳簿を簡単にするために、全額払って下さいよ!」

福島「それ、いろいろ間違ってるから。」

あゆみ「あたしと共演したこの本が売れたら、印税をあたしのために使ってください」

川´・_・`リ 「……」


昨年申告してない場合の年初在庫はどうする?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「「「おなかへったー。」」」

福島「朝ごはん、ちゃんと食べて来なかったんですか?」

サキ「美味しいバナナジュース飲みたいっicon40 果肉が入ってるぐらいのやつ!!!」

福島「知りませんよ。帰りに自分で買って下さい」

川´・_・`リつ□ 「随分そっけないですね。質問いきますよ」

福島先生 はじめまして。教材、ブログでいつも勉強させていただいています。

私は副業でせどりをしているサラリーマンです。

2年前に始めて、それまでは年間利益20万円以下に抑えて趣味レベル(のつもり)でやっていました。

今年から本格的に取り組んでみようと、開業届も出すつもりです。

そうなると、いままでに仕入れた商品の扱いについてどのようにすべきか悩んでいます。


昨年時点で、売上も仕入も起きており、今年の帳簿をスタートさせる際にどのように記帳すべきなのでしょうか。

今年から開業ということで開業費として計上してよいのでしょうか。

それとも前年からの棚卸在庫として計上すべきなのでしょうか。

よろしくご指導お願い致します。




福島「開業届は今年出しますが、事業自体は昨年以前も行なっていたと」

サキ「そうですね。だから在庫があるのはおかしくないですよね」

福島「この場合、お正月時点の在庫は『期首商品棚卸高』という扱いになります」

サキ「お!珍しく専門用語!」

福島「会計ソフトにも決算書にも、この文字が出てくるので、そのまま書いときました」

サキ「会計ソフトではどうやったらいいですか?」

福島「こうなります」


・初期設定(年初の残高設定)で『商品』のところに在庫の金額を入れる

・1/1に『期首商品棚卸高/商品』という仕訳を入力



サキ「これで、在庫が今年の経費になるわけですね」

福島「そうです。ちなみに、開業費という考えは原則でてきません」

サキ「例外があるんですか?」

福島「去年とか一昨年とか、実際にせどりをはじめた時に開業準備金があれば、それを引っ張ってもいいです」

サキ「でも、そんな昔の記録を引っ張ってきて開業費を載せるのも…」

福島「面倒だと思ったら、省略してもいいです」




川´・_・`リ 「さあ、先生。回答が終わったからバナナジュースを飲みに…」
福島「もう、仕事する気ないでしょ?」
サキ「先生だって、明日のコンサートが楽しみでソワソワしてるじゃないですか。」
福島「あ、バレた!?でも仕事はしごと!」
川´・_・`リ 「あぁん」

せどりの在庫処分は売上ですか?

過去記事を保存版ブログに加筆修正してアップしました。

http://kak-shin.jp/nyumon/cat6/cat9/post-61.html


ペイパル取引の記帳方法は?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「いよいよ確定申告の期限まであと2ヶ月ですね」

福島「世の中が確定申告のシーズンっぽくなりますね。私は今日は研修に出かけてきますので、留守番よろしく頼みますよ」

サキ「今日は何の研修ですか?」

福島「そりゃあもちろん、確定申告に関することですよ」

サキ「先生も本業ド真ん中の研修にいくシーズンになったんですね」

福島「研修受ける側にも、セミナー開催する側にも、なりますよー」

サキ「では、今日の質問はコチラです」

福島さま

こんにちは。以前、個別相談を受けた●●と申します。

毎週メルマガで勉強しています。

しかしながら、忙しさにかまけて結局、今頃慌てています。

質問です。

私は海外から仕入れでペイパルを使っていますが、同時に輸出も始めて、こちらもペイパルで決済しています。

例えば、

1)輸出で100ドルの売り上げがあった場合で、その後、80ドルの仕入れをすると、ペイパル上で相殺されてしまいます。 

��)100ドルの売り上げがあって、120ドルの仕入れをすると、20ドル分が、日本円に換算されてクレジットカードから後日引き落としとなります。


この場合、どのように記帳したらいいのでしょうか?すみませんが、アドバイス頂けないでしょうか?

どうぞ宜しくお願い致します。



福島「私はペイパルは一つの銀行口座と考えています」

サキ「ペイパル銀行の口座があるってイメージですね」

福島「面倒なので、ドルで仕訳を書くとこうなります」


1)
ペイパル/売上 100
仕入/ペイパル 80


��)
ペイパル/売上 100
ペイパル/事業主借 20
仕入/ペイパル 120



福島「ペイパルでは、入金の際に手数料をひかれるので、それは 雑費など/ペイパル という仕訳ですね」

サキ「預金と考えると、預金出納帳で入力もできますね」

福島「そうです。預金出納帳でバーっとペイパルの動きを入力すると、楽です」


領収書をなくした場合はどうしたら良いですか?


川´・_・`リ 「新年あけましておめでとうございます!」←アシスタントのサキ

税理士の福島「今日から事務所の仕事始めですね。本年もよろしくお願いします。」

サキ「さて、早速今年一発目の質問に…」

事務所の入り口のドアが開く

川c ’∀´) 「ハーッピバースデー ハーッピバースデー」

サキ「……???」

福島「あのー、いきなり文字で伝わりにくい歌、何ですか?」

川c ’∀´) 「ブログをごらんのみなさま。はじめまして。フリーランスで生計を立てるあゆみです!」

福島「あゆみちゃん、今日が誕生日なのは知ってますけど、初登場から見事にすべってますよ」

サキ「あのー、先生。この娘はいったい…」

福島「先日相談を受けた人です。詳しくは後半に書くことにして、質問に行きましょう」

いつもメルマガ拝見させてもらっています。

このメルマガを見てから領収書類をちゃんと捨てない様にしていましたが、以前購入した、10万円前後のものやその他の領収書は捨ててしまいました。

出金伝票で大丈夫なのか、もしくはネットで購入したもので、確認メールなどで料金などが送られたメール文などをコピーして紙として残す形でも領収書の代わりになるのか。

ご返答お待ちしてます。
助かります。ありがとうございます。



福島「領収書がない場合は、請求書+支払が確認出来るものの組み合わせを取っておきましょう」

サキ「ネット購入の場合は、確認メールのプリントアウト+カード会社の明細なんてケースもありますね」

福島「購入したモノや内容が分かるもの+支払が確認できるもの というのが、考え方の基本です」

サキ「詳しくは、コチラで解説しています」



川´・_・`リ 「…で、こちらのあゆみさんですが」

あゆみ「はい!来月、先生が確定申告の本を出されますが、そこでは、私の相談に先生が答えてくれています」

サキ「それで、私は本には登場できなかったんですね」

福島「本の場合は、一貫した流れが欲しいってことになって、アシスタントより個人事業者に登場して欲しかったんですよ」

サキ「えー!!約3年ブログで頑張ったのにー」

福島「これからも、ブログはサキちゃんとのやり取りですよ」

あゆみ「そして、時々あたし…」

福島「あゆみちゃん。ドヤ顔してもブログでは伝わらないから」

サキ「あゆみちゃんって、スベリ芸の天才!?」

川c ’∀´) 「……」



決算(年の最後)に事業主借・事業主貸・元入金はどうする?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「クリスマス当日になると、すでにクリスマスが終わったようになるのはなんでですか?」

福島「まったくです。前夜祭(イブ)で終わった気になってますよね」

サキ「というわけで、今日はお祭りモード…」

福島「プレゼントもらった子供じゃないんだから!ウチの子は朝から、プレゼントのおもちゃで遊んでますけど」

川´・_・`リ 「……」

福島「今年も残り少ないんだから、早く質問に行きましょう!」


福島先生さま

日頃、情報をいただき誠にありがとうございます。

事業主借・貸の決算処理について、ご教示をお願いします。

現状
事業主借が事業主貸を上回っています。
 
このような場合、
普通預金には入金されたお金が入っています。

①普通預金は、引き出して事業主貸としてゼロにしておくのがよいのでしょうか?

②事業主借と事業主貸の差額を元入金にするようですが、
 会計ソフトが自動的に処理してくれるのでしょうか?
 それとも自分で決算処理をするのでしょうか?

③自動的に処理されないとすると元入金の処理は、いつの時点で処理すればよろしいでしょうか?

以上です。
年末のお忙しい時期で申し訳ございませんが、よろしくお願いします。



福島「結論は、何もしなくて良いです」

サキ「出ました!バッサリ1行で終わり!」

福島「では、順番に解説です」


① 普通預金はどこまでも自分のお金なので、残高は自由です。

②③ 事業主借・事業主貸・元入金の関係は、会計ソフトが自動処理します



サキ「ずいぶんシンプルですね」

福島「本来は会計的にいろんな考え方があるのですが、税金に影響はないし、会計ソフトが勝手にやるので、気にしなくて良いです」

サキ「なるほど」

福島「ちょっとだけ理論をお話すると、こうなります」

元入金= 昨年までの元入金 + (事業主借 - 事業主貸 + 今年の利益)

サキ「これで安心して年末を迎えられますね!」

福島「さあ、今年中にもう一回くらい記事が書けるか書けないか…」



【番外編】アメブロを削除されないために

こんにちは。税理士の福島です。

今回は、完全に番外編です。確定申告のお話をお待ちの方には、申し訳ありません。

私自身もアメブロを使っていましたが、撤退して半年近くになります。

アメブロの商用利用については、こちらの記事のほうが詳しいので、詳細はコチラに譲ります。

要約すると、

・アメブロから決済ページに飛べる形で教材を売るのはNG
・(別件で)NGワードの設定があり、(本当は読者に害のない)記事が削除される危険がある。


HPは成長させるのに時間がかかるので、早く成果の出るアメブロを使う方は多いと思います。

そうすると、アメブロ内で完結したくなり、セールスページまでアメブロ内で作り、決済まで繋げたくなるでしょう。

ただ、いわゆるセールスページとか決済につながるページは、自社HPに置くのは鉄則でしょう。

アメブロのメンテ時間に見られないセールスページって、チャンスをのがしてるじゃないですか。


なんてことを思っていたら、上記の基本事項を忘れてブログ丸ごと削除された友人がいます。

もちろん、読者さんに害を当たることなんか書いていません。自動でやられたのでしょう。

カフェ開業というニッチな分野に特化していますが、飲食店や事業主全般でも読みがいのある記事を書いてあるブログはコチラです。



保存版での新記事とセミナーのお知らせ

おはようございます。税理士の福島です。

なかなかこちらに新記事が書けなくてすみません。

この時期にお伝えしたい記事を、保存版にアップしたので、参考にして下さい。

支払う順番で税金がかわる?


◆確定申告を実践する会 開催のお知らせ
セミナールームに領収書類とノートPCを持ち込んで、
その場で申告書を作ります。
少人数制で、私が個別にアドバイスします。

詳しい内容と日程はコチラ



退職金をもらっている場合、確定申告は必要ですか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「ずいぶん楽しそうに本を読んでますけど…」

福島「うん。これを読んでると、他の仕事が手につかなくなるなー」

サキ「お言葉ですが先生。勤務中にアイドルの本を読むのは、いかがなものかと」

福島「え?ウチが読んでるの、この本だけど」

個人事業者のための必要経費判定事典


川`・д・リ 「ええええーー!! 先生が税金の本を読んでる!」

福島「ちょっとまって。サキちゃん、ここはどこだと思ってるの?」

川´・_・`リ 「…そうだった。今日も質問にいきましょう」

今年の3月で退職して、ほそぼそとアフィリエイトをはじめました。

結果は芳しくないのですが…

ただ、退職金をもらっているので、こっちの方でたくさん税金がかかりそうです。

実際のところ、どうなんでしょうか?




福島「退職金については、いまから税金を取られることは、ほぼないです」

サキ「そうなんですか?」

福島「一般的には、退職金を支払うときに、すでに税金は引かれているのです」

サキ「他の所得と足し算はしないんですか?」

福島「しません。退職所得は他の所得の影響を受けずに、単独で税金を計算します」

サキ「じゃあ、これからかかる税金は、純粋にアフィリだけ考えれば良いのですね」

福島「そういうことです。ちなみにこのケースでは…」

●1~3月の給料+アフィリについて、原則申告義務あり

注)厳密には、給与所得+アフィリの利益が38万円以上

注)仮にアフィリをやっていないなら、給与はあらかじめ税金を引かれているので、税金が戻るケースが多い



福島「もちろん、アフィリが赤字なら、戻る税金が多くなります」

サキ「なるほど」


参考:
退職金に関する税金

給料に経費は認められるのですか? ~給与所得控除~






ランチ会参加費から食事代を負担する場合の科目は?

ラジオのBGM:ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU MARIAH CAREY

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「12月だし、クリスマスだし、事務所の制服をサンタの格好にしませんか?」

福島「なるほどー。師走の慌ただしいなかで、少しでも華やかに…ってやるわけないでしょ!?ここは税理士事務所です!」

サキ「もしモーニング娘。の石田亜佑美ちゃんが新しいアシスタントで来るとしたら、賛成しますか?」

福島「うん(即答)」

サキ「まったく、先生は若い子が好きなんだから」

福島「はい、冗談はそこまで。12月は忙しいんだから、ガシガシ行きますよ」

サキ「今日はメルマガ読者さんからの質問です」

いつもメルマガを楽しく拝見しています。

今年は確定申告が必要になりそうなので、福島さんのメルマガで勉強できて助かっています。

科目について質問があります。

私は毎月、飲食店の個室を借りて「ランチ会」を開催しています。

部屋代はかかりませんが、毎回食事代が発生します。

参加者からは「参加費」として一括でお金を受け取り、その一部を食事代としてお店に支払っています。

この食事代は何費になりますか?


お忙しいところ恐れ入りますが、お返事いただけると幸いです。



福島「私なら『ランチ会諸経費』という科目を新たに作ります」

サキ「出ました!先生お得意の新科目!」

福島「ストレートに科目を作っちゃえば良いのです」

サキ「セミナー開催でも同じ技が使えますね」

福島「金額が少ないなら、雑費に入れちゃっても良いですね。科目数ばかり増えすぎても、かえって見づらいですから」


参考記事:

勘定科目の基本的な考え方 その1

勘定科目の基本的な考え方 その2




講師業の経費について考える

◆講師業の経費について考える

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「年末に向けて、なんか慌ただしいですねー」

福島「確かに。世の中全体がそんな雰囲気ですね」

サキ「やることも多いですからね」

福島「年賀状のデザインを決めたり、大掃除をしたり」

サキ「正月の帰省の計画を決めたり」

福島「ハロプロのお気に入りソングBEST10を決めたり。今年は特に難しいなー」

川´・_・`リ 「…それは先生だけです。このあと一日出かけちゃうんですから、早く質問にいきましょう」


質問があります。

講師としてこれから本格的に活動していくのですが、こんな場合は経費にできますか?

①主催者との打ち合わせに使った喫茶店代

②宣材写真を撮影するためのカメラマンやファッションコーディネーターさんへの支払

③講師活動用のスーツや服、出張用のボストンバッグなど

④生徒さんのレポート添削のために入った喫茶店での喫茶代

⑤講座後の意見交換会を含んだ交流会の参加費

よろしくお願いします。



福島「3番以外は、文句なしで経費ですね」

サキ「売上につながる出費という考え方ですね」

福島「そうです。で、スーツなどのモノについては、仕事以外にも使えるので、全額経費というのは無理です」

サキ「一部ならいいんですか?」

福島「いいという意見もあるし、ダメという意見もあるし、これは答えがないです」

サキ「じゃあ、完全に仕事ならいいんですね?」

福島「そうですね。例えば、医者の白衣や喫茶店のエプロン、お笑い芸人の原色スーツとか」

サキ「ウチの事務所であたしの制服を作ったら、それもOKですか?」

福島「そういうことです。まあ、作らないけど」

サキ「あたしもいらないけど。って全然会話が盛り上がらない!」

福島「盛り上がるネタなら、ありますよー。田中れいな卒業後のモーニング娘。についてとか。」

サキ「丁重にお断り申し上げます」





開業している状態とは?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「先生は、専門書以外ではどんな本を読んでいますか?」

福島「そうねー」

サキ「アイドル本も対象外ね!!」

福島「なんだよー、TopYellって言おうと思ったのに。もういい!本題です」

講師として活動していくためにビジネスネームを作りました。

そして、いずれ講師活動をするためにこの名前で、ゆうちょ銀行で「振替口座」を開設したのが7月なんです。

さらに7月には交流会のようなものを開催し、お金を参加者さんからいただきました。

でも、これは交通費など含めたら支出の方が大きかったです。

こんな状況であると、開業していると言えるのでしょうか?

まだ、開業届も青色申請も提出していなくて、いつからどうしたらいいのか全く分からないので、教えていただければと思います。



福島「開業という意味では、『私は開業しています!』といえば、開業です」

サキ「じゃあ、私が『ダンサーとして開業しています』といえば、開業している事業主なんですか?」

福島「言うのは自由です。芸人や小説家など、『自分はこの道で生きる!』という意思があっても、利益が追いつかないという事例はありますから」

サキ「なるほど。じゃあ、今回の人の場合は、とりあえず開業届と青色申請は出したほうが良いと」

福島「そうですね。出すものは出しといて、そのうち努力が実って利益が38万円(副業なら20万円)を超えたら、確定申告をすると」

サキ「利益が少なかったら放置ですね」

福島「そういうことです」


さらに詳しくは、コチラで解説しています。
http://fukuoffice.com/12days.html



おまけ
サキ「で、先生が最近読んだ本は?」
福島「64(ロクヨン)です。」
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福島「7日間だけ存在した昭和64年に起きた未解決事件をめぐる、警察内部のゴタゴタを書いたお話です。」
サキ「単行本で647ページって、すごく長いですね」
福島「新幹線で4時間読んでても、まだ半分くらいですから」

家族に家賃を払った場合は、経費になりますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「最近、季節物の宣伝が早くなってる気がしませんか?」

福島「そうねー。海外ではクリスマスソングをかけるのが早すぎるって苦情があったみたいですから」

サキ「楽しい気分が長く味わえるから、いいと思うんですけど」

福島「サキちゃん。クリスマスと言えば、子供のプレゼントの探りを入れるのが大変なんだよ」

サキ「珍しくパパ的な発言ですね」

福島「実家の親からも『孫のプレゼント、何買えばいいの?』って電話かかってくるし」

サキ「先生大変ですね。では、本題に行きますね」

私は、親名義の持ち家に、親と同居しています。

この家でサロンを開くことにしたため、親に使用料を支払うことになりました。

これは経費にできますか?



福島「できません。以上!」

川´・_・`リ 「少しは解説してくださいよ」

福島「家族間での支払いは、原則として経費にならないんです」

サキ「はい」

福島「仮にこういう場合なら、経費になりますよ」

・自宅が賃貸(親が大家さんと契約)
・家賃は親が支払っている
・自分が親に支払っているかは問わない


サキ「この場合は、家の何割を仕事に使っているか?という考えでいいんですか?」

福島「そうです。こういうケースは、自分が大家さんに家賃を払っていると考えて、その中の一部を経費にします」



今からでも開業届は出したほうが良いですか?


川*^∇^)|| 「ちわーっす。クマ熊大和のお手紙便でーす!」←アシスタントのサキの友人、クマイ

税理士の福島「おや、クマイちゃん。お久しぶりですが、ツッコミどころ満載ですね。」

クマイ「先生のアシスタント、サキちゃんからお手紙を預かってきました」

福島「はい、ありがとうございます。まあまあ、せっかくですから中に入って下さい」

先生へ

おぱよicon53
髪の毛切ったんだけど、前髪が恥ずかしすぎるのでicon138おやすみさせて下さいface07



福島「あのやろー。就業規則の解雇要件に『ふざけたメールや手紙で欠席連絡をする』って書き足してやろうか!?」

クマイ「まあまあ、今日はウチが代わりに質問読みますから」

福島先生

いつもブログや動画で勉強させていただいております。

今年の1月から個人事業主で仕事をしている●●と申します。

12日間無料メールセミナーを拝見していて気になったことがあり、質問させていただきます。

開業届と、更に提出期限があると知らずにいた場合、今からでも提出したほうが良いのでしょうか?



福島「クマイちゃん、開業届の提出期限って知ってますか?」

クマイ「はい、事業開始から1ヶ月以内です」

福島「じゃあ、この場合はどうしますか?」

クマイ「もう期限が切れてますね。早急に出すべきですね」

福島「教科書通りの答えならそうですね。でも、現実は『いきなり来年3月15日までに申告書+青色申請を提出』という対応です」

川*^∇^)|| 「ぬぁんでですかぁ!!!」


福島「…そこで身を乗り出してきますか。ただでさえ身長が大きい…」

クマイ「ウチの気にしていることを言わないで下さい」

福島「真面目に答えましょう。開業届は、提出が送れても実害がありません」

クマイ「たしかにそうですね」

福島「あえて言うなら、今のうち(11月)に出しておけば、来年の1~2月に申告書の用紙を送ってもらえるくらいですね」

クマイ「用紙をもらえなくても、国税庁のHPで申告書は作れますからね」

福島「だから、今この時期にひと手間かけるまでもなく、来年の3月15日までに、『今年分の申告書』と『来年からの青色申告申請』を同時提出すれば良いのです」


川*^∇^)|| 「それなら、ひと手間減ってラクですね!」

福島「ちなみに、今年の申告を青色申告ですることは、できません。開業から2ヶ月以内に申請しないといけないので」


夫婦が別の個人事業主の場合、夫婦間の経費はどうなる?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「最近、先生が後ろ向きになったって、本当ですか?」

福島「歴史に興味があるって意味では、関心が昔に向いてますね」

サキ「先生に歴史って、イメージ沸かないですね」

福島「明治~大正あたりの世の中の動きって、経済が分かる大人になってからのほうが、よく分かる気がします」

サキ「おー、先生がまともなことを」

福島「他にもあるのですが、エンディングで」


川´・_・`リ 「…で、今日はまだ質問を選んでないんですけど」

福島「今日は私から問題です」

夫はWEBデザイナー、妻はカウンセラーです。

それぞれ個人事業主として確定申告をしています。

妻が自分のHPの作成を夫に依頼して、夫は正規の料金を妻に請求しました。

この場合、妻が夫に支払った制作料は、経費にできますか?



川´・_・`リ 「常識的には、妻の側が経費で、夫の側が売上ですよね」

福島「常識的には、ね。でも法律上は、この取引はないものとみなされます」

サキ「これ、専門家の間では有名な話ですけど、おかしいですよね」

福島「はい。これがおかしいと裁判で争った事例もありますが、法律でダメと明記されているので、負けています」

サキ「どうにかなりませんか?」

福島「こればかりはね。前時代的な法律が残っている限り、どうしようもないです。」

サキ「法律が時代に追いつかないとは、こういうことですね」

福島「ちなみに、どちらかが法人なら、親族という関係ではなくなるので、普通の取り扱いでOKです」


��おまけ)

サキ「ところで先生。最近興味のある、他の歴史ってなんですか?」
福島「モーニング娘。の2007年~2010年あたりとか」
サキ「またアイドルですか!?」
福島「この時期は、スパっと興味がなかったんで。あとは、こういう本ですね

アフィリエイターが確定申告するべきか迷ったら?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「スーパーカップのマロン美味しいよっicon06icon06

福島「なんですか急に」

サキ「この表情、CM出られるくらい可愛くないですか?」

福島「そんなん知りませんよ。だいたい文字で表情は分かりませんから。」

川´・_・`リ 「先生、アイドルには甘いのに、私には厳しいんですね」

福島「そうかいね。アイドルに甘い記憶はないんだけど」

サキ「こういうの買ってニヤニヤしてるくせに」

福島「あれ?リンク貼ってないやん」

サキ「ここでリンク先に飛ばれたら、本題読まれないでしょ!!」

福島「では、今日の質問に行きましょう」

個人開業手続きについて質問です。

ここ1年ほどの間に、アフィリエイトをしているのですが、売り上げが月に数百円~数千円あれば良いところ。

この場合、開業日はいつに設定すればよろしいので しょうか?

それと、アフィリエイトをするとして開業の申請を出す場合、”アフィリエイト”と書けば大丈夫なのでしょうか。

赤字の分は相殺できると聞きました。
何を基準として、いつまでに何処に手続きをすべきなのでしょうか?

役場?税務署?
その地域によって違いますか?


初歩の初歩の質問で申し訳ありません。
どうぞ宜しく御願い致します。



福島「このくらいの金額でしたら、やることは2つです。」

1)来年の3月15日までに、開業届と青色申告の申請書を税務署に出す。

��)今のうちから、経費の証拠書類(領収書など)を保存する癖をつける。


詳しくは、こちらをお読みいただくと良いです。

書類の書き方、提出先なども取り上げています。



サキ「今年の申告はしなくていいのですね」

福島「サラリーマンの副業なら、(売上でなく)【利益】20万円までは、気にしなくて良いです」

サキ「赤字の相殺はどうなんですか?」

福島「そりゃあ、申告すれば税金が戻りますけどね」

サキ「けど?」

福島「副業アフィリエイターの場合は、少額の税金を取り返す時間がもったいないです。」

・確定申告で、ざっくり赤字額の5%が返ってくる
・来年6月から、給料から引かれる住民税が、赤字額の10%ほど減る

サキ「やっぱり合計で赤字の15%は得するんですね」

福島「だけど、申告の勉強・作業をしているヒマがあったら、ブログやサイトを作ったほうが、未来につながる資産になるでしょう。」

サキ「でも、来年は開業届と青色申請はするんですね」

福島「利益がたくさん出た時の備えです。申請しても利益がでなければ、放置すれば良いだけです」

福島「今回の質問は、いろいろ知っていないと答え切れません。」

サキ「初歩の初歩に悩んだら、最低限必要なことを書いてあるコチラを読んで下さい!」

↓これは完全にオマケです(笑)


福島「ところでサキちゃん。もう覚えてる人いないと思うけど」
サキ「オープニングで貼り忘れたリンクはコチラ!」
福島「いやー、これは名作ですよ。酔っ払ってコレ見たら、トリップできる。」
川´・_・`リ 「先生、品位落としすぎ」

青色事業専従者と社会保険の扶養について

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「一人でカラオケボックスに入るのって、出来ますか?」

福島「できますよー。平日の昼間にスーツで行くと、移動中の時間つぶしにしか見えないから、逆にいいかも」

サキ「そういう使い方は本当にしてるんですか?」

福島「はい。出張中とか、カラオケボックスからメール返信して、ついでに一曲とか」

サキ「フリーランスっぽいですね」

福島「では、今日の質問に行きましょう」

いつも楽しくブログ・メールマガジンを拝見させていただいております。
役に立つ内容ばかりで大変助かります。


私は、事業所得があり、かつ契約社員として働いています。

事業所得のほうでは家族に専従者給与を今まで月8万円、年間96万円支払っていました。
��事業所得は赤字にはなっていません)

また、青色専従者ですので扶養親族には入れないでいました。


このたび、契約社員のほうの会社で、健康保険と厚生年金(以後「社会保険」とします)に入ることになりました。

この場合、専従者給与があると、家族は社会保険の扶養には入れなくなってしまうのでしょうか?

所得税の扶養親族と社会保険の扶養は違うという人もいます。


このまま専従者給与を払い続けながら、家族を勤務先の社会保険の扶養に加入させることは、可能なのでしょうか?

何卒宜しくお願い申し上げます。



福島「この場合、原則として家族は社会保険上の扶養です」

サキ「やっぱり、税金と社会保険ではルールが違うんですね」

福島「そうです。話を整理しましょう」

<原則>
税金上の扶養:所得が年38万円以下(給与収入なら103万円)
社会保険上の扶養:収入が年130万円以下

��例外>
家族に専従者給与を払うと、税金上は扶養に入れない



サキ「ここでいう例外は、あくまで税金の世界でのお話ですね?」

福島「そうです。社会保険の世界では、年収130万円に収まっていますので、セーフです」

サキ「やったー!」

福島「ただし、社会保険は、保険者ごとに特例がある可能性があるので、一度会社に確認をしたほうが良いでしょう」

川´・_・`リ 「そうなんですね。注意注意、と」



開業届の提出が遅れた場合の対処法は?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「東京で新しいCD買ってきたんですね。」

福島「そうそう。今日のBGM、どうよ!?」

PS4U(初回生産限定盤)(DVD付)
Tomato n'Pine
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売り上げランキング: 4103

サキ「いままでの先生の趣味趣向とちょっと違うかも」

福島「うん。Tomato n’ Pine(トマトゥンパイン、通称トマパイ) は『戦わないガールズユニット』ってだけあって、雰囲気が独特ですね」

サキ「あえていうならPerfumeに近いですね」

福島「そうそう!そんな感じ!」

サキ「じゃあ今日の質問に行きましょう」

こんにちは。いつもわかりやすい内容のメールセミナーありがとうございます。わかりやすくて読んでいてもほっとします。

そこで質問させていただきたいのです。

実は今年の4月から開業したのですが、まだ開業届を出していません。

年間の利益は38万円以下だとは思いますが、もしかしたら、38万円を上回るかもしれません。

今年は白色申告を予定しているので、青色申告申請書は提出するつもりはありません。

開業届の提出期限が切れているため、なかなか出しづらかったのですが、税務署に郵送する場合、その旨電話などしてから郵送するべきなのでしょうか。

まだまだ確定申告について不安だらけですがアドバイスいただければ嬉しく思います。よろしくお願いします。

12日間無料メールセミナーの読者さんからの質問です。



福島「開業届は、提出が遅れても特に問題ありません」

サキ「別に電話とかはしなくても良いですよね」

福島「こういう場合は、特に開業届を出さずに、いきなり申告書と青色申請を同じ提出ですね」

サキ「来年からは青色申告を狙うっていう作戦ですね」

福島「そういうことです。大事なのは、開業届よりも青色申請をきっちり通すことです」

サキ「青色申告は申請の締切がきっちり決まってますからね!」


参考:青色申告のメリット



開業前の光熱費を開業後に払ったら開業費になりますか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「36歳になって最初の記事ですね」

福島「地味に年齢公開せんでええから」

サキ「では、豊富をどうぞ!」

福島「え?聞いてないよ!では、それは記事の最後で」

サキ「ではまず、質問に行きましょう」

開業費について質問です。

開業前の期間の水道光熱費は(個人事業の場合)経費になりますが、

開業前の期間の光熱費を開業後に払った場合はどうなりますか?



福島「開業費というのは、開業日より前に「支払った」ものです(記事ラストの条文参照)。なので、まとめるとこうなります。」

��今回は、減価償却資産・商品以外という前提です。開業費そのものの解説はコチラ)

開業日【以後】に払ったもの
→すべて今年の経費

開業日【より前】に払ったもの
→開業日後 の期間は 今年の経費
→開業日より前 の期間は 開業費



サキ「なるほど。いつ支払ったかで扱いが変わるんですね」

福島「ただ、光熱費とか通信費は月単位、サーバー代とかは年単位なので、いちいち割り算するのも面倒でしょう。」

サキ「そうですね」

福島「だから、開業日より前の支払いでも、1回で1~2万円くらいの支払いなら便宜的に開業費に入れといてもいいかと思います。」

サキ「あくまで便宜的ということで」

福島「一般的な個人事業で、開業前後の期間対応を厳密にするのは、家賃くらいではないでしょうか」

��----

サキ「では、36歳の抱負を、言っちゃいな!言っちゃいな!言いたいことは言っちゃいな!」

福島「微妙に、一昨年の誕生日に発売された曲の歌詞をもってきたな」

サキ「ダテに先生のアシスタントしてませんよ」

福島「確定申告入門ブログ 媒体は変わるかもしれないけど、30年続けます!」

サキ「大きく出ましたねー」

福島「植田まさしさんのコボちゃんが、今年で30年なんですよ。連載開始時が34歳。私の確定申告入門ブログ(初代)は33歳の時にスタートです。」

サキ「ほぼ同じなんですね」

福島「これからも、確定申告の初歩的な部分をわかりやすく伝えるというコンセプトで続けて、確定申告業界のコボちゃんを目指します!」

川´・_・`リ 「作風はかりあげクンのほうが近い気が…」



所得税法施行令第7条

��繰延資産の範囲)
第七条 法第二条第一項第二十号(繰延資産の意義)に規定する政令で定める費用は、個人が支出する費用(資産の取得に要した金額とされるべき費用及び前払費用を除く。)のうち次に掲げるものとする。
一 開業費(不動産所得、事業所得又は山林所得を生ずべき事業を開始するまでの間に開業準備のために特別に支出する費用をいう。)
��以下略)


車や自転車で通勤している場合、通勤手当はいくらですか?

税理士の福島「ちょっと、サキちゃん」

川´・_・`リ 「はい。」←アシスタントのサキ

福島「先月の交通費精算、締切はもう過ぎてますよ。」

サキ「あ、忘れてました。すみません。」

福島「いいですか、サキちゃん。締切というのはとても大事なんですよ。それを『すみません』の一言で済むと思ってはいけません。」

サキ「……そうですね。申告期限だって、1日過ぎたら大損するケースがありますし。」

福島「申告期限もそうですねー」

サキ「申告期限【も】って、先生、何を考えてたんですか!?」

福島「まあ、それは後においといて、今日の質問いきましょう。」

川´・_・`リつ□ 「行きますよー」


従業員の一人が、バイク通勤しています。

実際の通勤にかかるガソリン代は、145円/リットルとして1ヶ月で○○円と、大体の金額は計算できます。

その場合でも、通勤手当は、定期代の額面で支給するものなのでしょうか?

それとも経費として認められるには定期券の領収証が必要になりますか?



福島「一般的には、こちらの表に従って支払うことが多いです。」

サキ「うわっ、今回は1行で終わりですか?」

福島「さすがにそれはダメでしょう。サキちゃん。リンク先の表は何を意味しているか分かりますか?」

サキ「『マイカーなどで通勤している人の非課税となる1か月当たりの限度額の表』って書いてありますね。」

福島「この『非課税』ってのがポイントです。実は、いわゆる通勤手当っていうのは、もらった従業員は税金がかからないんです。」

サキ「そりゃそうですよ。定期代やガソリン代に使うお金から税金が取られたらイヤです。」

福島「ですね。でも会社からもらったお金で非課税になるものは、法律で定義されているものだけなんですよ。で、代表例が通勤手当なんです。」


サキ「ということは、上の表に書いてある金額を超えたら、普通の給料と同じで税金がかかるんですね?」

福島「そういうことです。だから、一般的には非課税の最大金額で支払っているんです。」

サキ「じゃあ、ガソリン代を計算してもいいんですね?」

福島「いいけど、手続きが複雑になるし、公平かどうかもわからないから、現実的には…て流れです」


川´・_・`リ 「ところで先生。本編に入る前に、申告期限以外に何を考えていたんですか?」

福島「あ、嫌なことを思い出させましたね。あたしゃ本当に期限過ぎたことにショックだったんですから。」

サキ「なんか嫌な予感」

福島「お願いだから、これは期間限定にしないで、普通の本として販売してくださいよ!」




外国籍の人でも開業届は必要ですか?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「気がつくとデスクトップにアイコンが増えすぎていませんか?」

福島「ないですねー。左2行、右1行を死守しています。」

サキ「意外とPCでもきれい好きなんですね。」

福島「だって、アイコンが溜まり過ぎると、壁紙のアイドルが見えなくなっちゃうから。」



川´・_・`リ 「…結局オチはそこなんですね。」

福島「さあ、今日の質問に行きましょう。」

私の夫は外国籍です。永住権は持っています。
私の影響でか、夫もインターネットビジネスというものに興味を持ち、
ネットで色々調べて一緒にやっていける仲間も見つかり頑張ってます。

夫は現在は外国人派遣労働者という立場ですが、
来年の夏くらいまでには会社を辞められるくらいになりたいそうです。
ちなみに派遣会社ですので副業とかの制限はありません。

その場合夫の確定申告というのはどうなるのか、お聞きしたいのです。
夫のビジネスは日本ではなく海外の仲間とやってるので、
収入は海外から入ると思います。口座は日本のものを持っています

今年は20万いくかどうかはわかりませんが、
来年は越えるかもしれないと言っています。
開業届け、青色申告というのは外国人でもしておくべきなのでしょうか?

そのあたりをお聞きしたくてメールさせていただきました

よろしくお願いします



福島「この場合、開業届とか青色申告は普通にやったほうが良いですね。」

サキ「外国籍は関係ないですか?」

福島「このテーマにはいろいろ複雑なものがあるのですが、今回は日本に住んでいると考えられるので、日本国籍を持ってる人と同じに考えていいです。」

サキ「外国での売上でも、関係無いですか?」

福島「売上は売上です。ただし、消費税の方では、注意が必要ですね。」

サキ「外国での売上だと、消費税の納税義務や課税計算の対象外ですよね」

福島「そのへんは、売上の内容によって、いろいろあって複雑です。ここでは書ききれないし、税理士でも判断に迷う事例があります」

サキ「じゃあ、売上が1000万に行くまでは、とりあえず普通にやっておけばOKってことで」

福島「それが今回の結論ですね。」



カード支払いは二重入力に注意!

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「はい、なんでしょう?」

サキ「モニター見て『当たり前じゃん』って顔してますけど、何読んでるんですか!?」

福島「サキちゃん。背の低い女の子って萌えるよね。」

サキ「先生、何言ってるんですかぁicon06(照れて先生の肩をたたく)」

福島「あぁ、そういやサキちゃんも身長150cmくらいだったね」

川´・_・`リ 「アタシじゃなければ、誰のことを考えてたんですか!」

福島「背の低いアイドルといえば、ももちですよ。(写真左から2人目)」


サキ「Berryz工房単独コンサート200回記念の時に会場で配ってた写真!無駄にレアな資料持って来ましたね」

福島「でしょ?ももちと言えば二十歳(にじゅっさい)ということで、今日は『二重』がテーマです。」

サキ「そこで上手い流れを作らなくていいです!」


1)お店で資料が2つ手に入る場合

福島「お店でカード払いをすると、その場で領収書(レシート)をもらえますよね」

サキ「あと、カード払いの明細ももらえますね」

福島「そうです。一回の買い物で2枚の資料が手に入るんです」

サキ「この2枚がバラバラになっていると…」

福島「うっかり2回入力しちゃいそうになりますね」

サキ「そこを注意!ってことですね」


2)支払った時と領収書をもらう時期がズレる場合

福島「こないだお客さんのデータを入力していて、これも危ないなーと思った事例があります」

サキ「何ですか?」

福島「スカイマークって、搭乗するときに領収書をもらえるらしいです」

サキ「『らしい』って…」

福島「だって、東京広島間は走ってないから、乗ったことないんですもん」

サキ「で、注意点は何ですか?」

福島「支払った時の入力をカード明細で行った場合、領収書を見てもう一度打ったらいけません」

サキ「話だけ聞くと、そんなの当たり前じゃん!ってなりますね」

福島「それが、意外とミスしそうになるんですよ。領収書には飛行機に乗った日が書いてあって、支払日は別だから」

サキ「1ヶ月以上前に予約してた時とか、危ないですね」


3)二重入力を防ぐには?

サキ「ミスを防ぐにはどうしたら良いですか?」

福島「いちばん単純には、会計ソフトの総勘定元帳をチェックですね」

サキ「例えば、旅費交通費とかでチェックするんですね?」

福島「そうです。1月からの旅費交通費をずーっとみて、同じ金額が二回出たら、確認です」

サキ「たまたま同じ金額なのか、1回の支払いを二重に入力してないか」

福島「数カ月に一回、科目単位で振り返るのは大事ですね」


新しく仕事場を借りた場合、どこまで経費にできますか?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島「……」

サキ「何かしゃべって下さいよ。そんなに怒ってるんですか?」

福島「……」

サキ「先週クマイちゃんをサプライズで派遣したのが」

福島「そうじゃない!クマイちゃんは別にいいんですよ。」

サキ「じゃあ、アタシの罪滅ぼしのトムヤンクン」

福島「あのね。夏休みにタイに行ってくるのはいいです。トムヤンクンラーメンを買ってくるのもいいですよ。」

サキ「はあ」

福島「だからって、ここでラーメン作ったら、事務所中がトムヤンクンの匂いで充満されるくらい、分かるでしょ!」

川´・_・`リ 「……許してにゃん」

福島「まあ良いでしょう。じゃあ、今日の質問に行って下さい」

新しく仕事場を借りたとき どこまで経費で落とせるかについて教えてください。

具体的には、
・敷金
・冷蔵庫や食器棚や食器といったキッチンのもの
・テレビ
・観葉植物のような 部屋に置く装飾品

といったものは、経費なのかどうか分からずにおります。


福島「仕事場として新しく賃貸している場合、「何割が経費」という考え方は、なくなります」

サキ「自宅兼事務所じゃないからですね」

福島「そうです。で、敷金以外のモノについては、一般的な事務所に有りそうなものなら、経費でOKです」

サキ「じゃあ、今回はどうなんですか?」

福島「観葉植物やキッチン用品は、来客対応という意味で必要なものですからOKでしょう。テレビも、教材のDVDを見るとか、目的があればOKです。」

サキ「敷金はどうなりますか?」

福島「敷金などの引越そのものに関する話はコチラにまとめてあります。

サキ「他に注意することはありますか?」

福島「礼金ですね。20万円以上払っている場合は、注意が必要です。」

サキ「経費にならないんですか?」

福島「いいえ。繰延資産という扱いで、60ヶ月の分割払い的に経費にしていきます。」

サキ「ということは、30万円だったら、毎月5千円経費になるということですか?」

福島「そうです。まあ、帳簿をつけるときは、決算でまとめてってのが現実的ですが」

サキ「必ず60ヶ月ですか?」

福島「そうとも限りません。例えば、3年契約で、更新するときに更新料(返金なし)を支払うような場合は、3年(36ヶ月)の分割です。」

サキ「3年毎に支払うから、3年の分割にするんですね?」

福島「そういうことです。」



開業届は自宅と事務所(店舗)どっちの住所で出すのですか?


税理士の福島 「あのー、クマイちゃん?」

川*^∇^)|| 「はい、なんですか?」←アシスタントのサキの友人、クマイ

福島「結局、サキちゃんが夏休みの今週、毎日事務所に来てますね。」

クマイ「だって、サキちゃんが休みの間、先生の相手をするって約束したんですから。」

福島「そうですね。結局、律儀にこの本読破したでしょ?」

図解 所得税〈平成24年版〉

クマイ「あ!先生の相手をあんまりしないで、本ばっかり読んでました!」

福島「……そこ!?じゃあ、ちょっと相手してもらいましょう。」

問題

みやびちゃんは千葉県に住んでいます。

この度、渋谷にお店を出す事になって、個人事業者として開業しました。

開業届は千葉と渋谷、どっちの税務署に出せば良いでしょう?




川*^∇^)||∩ 「はい!お店の開業だから、渋谷の税務署!」

福島「クマイちゃん、騙されやすい性格でしょ?」

クマイ「なんで分かるんですか!?友達にも良く言われるんです」

福島「この場合は、開業届は千葉で提出します。」

クマイ「なんでなんで?だってお店は渋谷なのに!」

福島「こういうことです」


・確定申告は、事業ではなく個人(ヒト)の単位で行う

・自宅の住所がメインで、参考データとして事務所やお店の住所も書く

・住民税や国民健康保険は確定申告と連動するので、
 渋谷で申告すると、千葉で計算できなくなる。



クマイ「なるほどー。勉強になりました!」

福島「クマイちゃん、今週はよく税金の勉強をしていたので、ご褒美をあげましょう」

クマイ「いいんですか!?」

福島「はい、どうぞ」

川*^∇^)|| 「やったー!抹茶アイス! ってあれ?なんで先生は私の好きな食

べ物を知ってるんですか?」

福島「抹茶好きなんだ。適当に買っておいただけですよ」


先生のケータイにサキちゃんからメールが来ていたことは内緒ということで(笑)

先生へ

おぱよface02

クマイちゃん、もしかして毎日通ってませんか?

「あたしのいない間」って言っちゃったからicon10

あの子、変に真面目で融通がきかないのicon11

抹茶のお菓子をあげたら喜ぶから、よろしくね



控除とはどういう意味ですか? その2

◆控除とはどういう意味ですか? その2


その1からの続きです。


川*^∇^)|| 「なるほど。要は国はケチなんですね」←アシスタントのサキの友人、クマイ

税理士の福島「そうじゃなくてさ。税金を返すってことは、国のお金を使うことになるから、そうカンタンには行かないんですよ」

同じようで違う、2つのパターン
��便宜的に、税率は一律10%とします)


��)
利益 100万円
所得控除 200万円

計算としての差額 -100万円
これが戻るとすれば、100万円×10%=10万円



��)
利益 100万円
所得控除 100万円

差引 ゼロ
あらかじめ引かれていた源泉10万円があるので、それだけ戻る。




福島「どちらも10万円戻ってきますが、この意味合いは全然違います」

クマイ「なんでですかぁ!?どちらも自分が10万円もらえるだけじゃないですか?」


福島「違うんだな。これが。分かりやすい2番からみましょう。これって、10万円はどこから来ている?」

クマイ「『あらかじめ引かれていた』ってあるから、誰かが引いたんですよね。」

福島「仮にこの人がイラストレーターだとしましょう。売上金から源泉が引かれます。」

クマイ「へ?なんで?売上から勝手にお金が引かれるんですか!?」

福島「…イラストレーターなど、いくつかのお仕事は、税金の前払いとして売上金からお金を引かれるんです。」

クマイ「そのお金はどこへ行くんですか?」

福島「先方さんが国に納めるんですよ。」

クマイ「ってことは、2番は自分が取られたお金が戻ってくるだけですか?」

福島「そうです。だから、長い目で見たら自分は損得ゼロです」


クマイ「1番はどうなるんですか?」

福島「これは、純粋に国から支払われるお金です」

川*^∇^)|| 「やったー!アタシ、お金もらえる!」

福島「これじゃあマズイから、控除といったらマイナスにならないんですよ」

クマイ「やっぱり、国はケチ!」


福島「……ところが、今、こういうパターンを作ろうという話もあるんです。」

クマイ「良い人もいるんですねー」

福島「『給付付き税額控除』っていいます。でも、話ばっかりで、全然前には進んでないです。本当は消費税の増税と同時にっていうのも…」

クマイ「やっぱりケチなんですよ」


控除とはどういう意味ですか?

◆控除とはどういう意味ですか?

税理士の福島 「あのー、クマイちゃん?」

川*^∇^)|| 「はい、なんですか?」←アシスタントのサキの友人、クマイ

福島「なんで今日もここにいるんですか!?」

クマイ「だって、サキちゃんが休みの間、先生の相手をするって約束したんですから。」

福島「それって、1回ピザ持ってくるっていうサプライズで、もう達成じゃないの?」

クマイ「でも、今日だってサキちゃんはいないですよ」

福島「……変なところで真面目だなー。しかも律儀に税金の入門書読んでるし」


川*^∇^)|| 「先生!質問です!」

福島「勉強熱心ですねー。せっかくだから、どんどん質問してくださいね」

クマイ「控除ってなんですか!?」


福島「…へ? そこ?」

クマイ「配偶者控除とか医療費控除とかありますけど、『マイナス』とか『引き算』とか書かずに『控除』って難しい言葉にしてるのは、なんでですか?」

福島「クマイちゃん、法律を読むセンスあるねーー!!!」

川*^∇^)|| 「ほんとですかぁ!?」

福島「控除ってのは、特別な意味があるんですよ」

クマイ「どんな意味ですか?」

福島「では、具体例で考えてみましょう。」

1)算数(数学)上での計算

��-10=?


��)法律上での計算

��から10を控除したら?



クマイ「両方『-6』じゃないですか?」

福島「違います。算数(数学)では-6ですが、控除と言ったらゼロです」

クマイ「え?うそ?」

福島「控除といったら、引き切れないときはゼロになるんです。」

クマイ「なんでですか?」

福島「税金計算でカンタンにマイナスを認めてしまうと、税金がマイナスになる(=税金を返す)必要が増えてしまいますからね」

(つづく)


レシートはスキャンしても良い? ~確定申告の書類の保存~

◆レシートはスキャンしても良いですか? ~確定申告の書類の保存~

川*^∇^)|| 「ちわーっす。ピザ○ラです!」

税理士の福島 「あのー、ウチ、ピザを頼んでないのですが…」

川*^∇^)|| 「サキさんから本日の指定で注文されてますよ。」

福島「あれ?当事務所のサキは今週夏休みで不在ですが。

川*^∇^)||つ□ 「こちらをお読みください。」

先生へ

おぱよicon06
あ、朝からはこの手紙を読んでないか。てへぺろface01

きっと、アタシがいなくて寂しいでしょうから、友達のクマイちゃんを派遣します。

ピザでも一緒に食べて、楽しんで下さいね。



福島「あのやろ~。ふざけやがって。帰ってきたら覚えてろよ。」

クマイ「サキちゃんに言われて来たんですけど、ここでは読者さんからの質問を読めばいいんですよね。

福島「そうですよ。やってみますか。」

クマイ「はい!この高身長を活かして頑張ります!」

福島「確かに背が高いのは認めますけど、身長180cmくらいですか?」

クマイ「んー、身長は企業秘密です。」

福島「どこの起業ですか!大体、身長は質問を読む力とは関係無いような…」

川*^∇^)|| 「はい!質問読みます!」

初めまして。ブログ&メルマガ読ませていただいております。

早速ですが、質問させていただいてもよろしいですか?

まず、経費の集計方法で、レシートをPDFにするっていうのは、私にとっては画期的な方法でした。

これって、レシートや領収書は、原本保管しなくてもいいってことですか?

12日間無料メールセミナーの読者さんからの質問です。




福島「うーん。この人は、まずメールセミナーの内容を勘違いしていますね。」

クマイ「私、メールセミナー読んでないから、分かんないです。」

福島「…それは置いといて。領収書などの保管についての内容があったんですよ。」

クマイ「はい」

福島「請求書代わりのメールとかがある場合には、それをプリントアウトするのが基本なんです。」

クマイ「うんうん。」

福島「でも、毎回プリンターを立ち上げるのが面倒なら、便宜的にPDFで保管するのも、絶対ダメとは言いきれないって話があったんです」


クマイ「今回の質問は、レシートとかの現物がある場合についてですよね。」

福島「そもそも原本が紙で存在するのですから。それを保存するのが本来です。スキャンしたとしても、わざわざ原本を捨てては行けません。」

川*^∇^)|| 「どうしてですか!?だって、スキャンすれば内容は残るじゃないですか。」

福島「これはね。スキャンで保存することに関する法律が複雑で、結局原本を保存したほうが話が早いからです。」

クマイ「よくわからないです!」


福島「うーん。話せば長くなるし、だれも興味がなくなるので、『紙で手に入れたものは紙で保存』、とだけ覚えて下さい。」

川*^∇^)|| 「はい!」

福島「この子、返事と笑顔はいいんだけどなー。」

預金通帳の名義と確定申告の名義は一致してないとダメ?


◆預金通帳の名義と確定申告の名義は一致してないとダメ?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「昨日、舞台を見てきたそうですね。」

福島「はい。ウサニを見てきました。野島伸司さんが舞台脚本に初挑戦しました。」

サキ「文庫本では『男の子は、どうして浮気するの?』ってコピーがありますね。」

福島「うん。舞台も良かったけど、文字でじっくり考えてみたい内容だったなー。」

サキ「で、先生。浮気の体験は?」

福島「さあ今日の質問を紹介してください。」

川´・_・`リつ□ 「…以前にも似た話があった気がしますが、もう一度お願いします。」

私は副業禁止の会社にフルタイムで勤めています。

夫の会社は副業容認なので、夫の名前で特定商取法の表記をして、週末起業で、ネット販売を始めようかと思っています。

その場合、振込口座は主人名義で確定申告も主人が行うようにしたらいいんでしょうか?

宜しくお願いします。



福島「これは、本人名義で確定申告してください。」

サキ「通帳の名義は関係ないんですか?」

福島「実際にお金を動かして事業を行なっているのは、本人ですよね。」

サキ「はい。」

福島「本来自分名義にしたいけど、事情があって、便宜的にだんな様の名義にしてるだけですから、確定申告は本人の名義でやりましょう。」


ちなみに、この話は、「実質所得者課税の原則」として、所得税法第12条に書いてあります。

資産又は事業から生ずる収益の法律上帰属するとみられる者が単なる名義人であつて、その収益を享受せず、その者以外の者がその収益を享受する場合には、その収益は、これを享受する者に帰属するものとして、この法律の規定を適用する。



これは、法律の中でも読みやすいかなーと思って、久しぶりに条文そのままを引用しました。


専門家が見落としがちな、ちょっと便利な科目の使い方


◆専門家が見落としがちな、ちょっと便利な科目の使い方

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「蛍光ペンとボールペンの色を変えました?」

福島「そうそう。あとウィンドウの背景の色も。」

サキ「でも、なにゆえ、紫なんですか?」

福島「学生時代に自分のイメージカラーとして使っていたんです。当時は少しとがってて、斬新なことを考えて…」

サキ「…基本的に今と変わらない気が」

福島「なんか言った!? とにかく、今日は自分で入力していて思いついたことを話します。」

サキ「はい」


福島「自動車に関するもろもろの費用って、どういう科目を使いますか?」

サキ「えーっと、ガソリン代は旅費交通費、車検は主に修繕費、自動車税は租税公課…」

福島「それぞれの支払の内容を考えると、そうなりますよね。」

サキ「そうですね」

福島「ところが、自動車って、仕事に使う割合があるから、あとで一部を経費から抜くじゃない」

サキ「その時、いちいち車検とか自動車税を引っ張りだすの、面倒ですよねー」


福島「そこで、これらの経費は一括で『車両費』というところにまとめちゃうんです」

川`・д・リ 「おおっ、専門家のほうが忘れそうな、盲点!」

福島「これなら、最後に経費から抜くのもカンタンでしょ?」

サキ「確かに、シンプルですね。」

福島「細かいこと言うと、消費税の計算を原則でやっている人は、課税と非課税を間違えないでくださいね。」

サキ「そこだけ細かいけど注意ですね」




年をまたいで開業費が出た場合は、どうなるの?


◆年をまたいで開業費が出た場合は、どうなるの?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「世の中お盆なのに、私たちは通常業務ですね。」

福島「だって、お盆に休みとって帰省したら、電車や飛行機は混むし、この時期に仕事してると余計な電話もかかってこないから、いいじゃないですか。」

サキ「だからアタシたちの夏休みは、交代で好きな時期に取るんですね。現実的な発想なんですね。」

福島「ご先祖様。お墓参りはできないけど、心のなかで感謝してますので、許してにゃん」

川´・_・`リ 「……説得力がないです。質問にいきますよ」


私は開業の予定は先なのですが、開業準備として備品など購入し始めています。

もし開業が来年になる場合、今購入した物は開業準備金として経費に出来ますか?

初歩的な事で申し訳ございませんが教えてください。

よろしくお願い致します。

12日間無料メールセミナーの読者さまからの質問です。



福島「この場合は、年をまたいでも問題ありません。」

サキ「2013年開業でも、2012年に支払ったものも開業費に入れて良いのですね。」

福島「そういうことです。」



生活費を親に振り込むときはどうしたら良いですか?

◆生活費を親に振り込むときはどうしたら良いですか?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「今日は何の日ですか?」

福島「んーと、立秋かな。」

サキ「もう暑中見舞いは出せませんね。」

福島「今日からは残暑見舞いになりますねー。」

サキ「あ、アタシのケータイにメールが… 先生、見て下さい。」

��----
サキへ

暑中見舞い出すの忘れてたから、メール出しますね。

今日から残暑見舞いになるんだよね。

残暑は厳しいざんしょ

あいり
��----

福島「…あいりちゃんって、ベタなギャグが好きなんですか?」

川´・_・`リ 「ハイ、すぐに寒いギャグを飛ばして… これだけ暑い日だと助かるかも。」

福島「では、今日の質問にいきましょう。今日は私のお客さんがメールで送ってきた質問です。」

先生、お疲れ様です!

生活費を親に入れる時は僕の銀行から親の銀行に入れるのってまずいですか?

自分で下ろして親に渡した方がいいものなんでしょうか?

宜しくお願い致します



福島「まったく問題ありません。口座間の振込でも、現金で渡しても、大丈夫です」

サキ「今回は親へ渡すってことですが、自分で生活費を取るときも、同じですか?」

福島「同じです。自分名義の他の通帳へ振り込んでも、まったく問題無いです」


サキ「これは、個人事業者だからなんですか?」

福島「いいところに気づきましたね。個人事業者の事業用の通帳ってのは、しょせん、個人のお金なんです」

サキ「普段先生が『仕事用の通帳を作ろう』って言っているけど、結局自分のお金なんですね」

福島「そう。仕事用の通帳を作るのは、便利だから作ろうっていう趣旨なんだけど、結局自分のお金です」

サキ「煮るなり焼くなり好きにしてもいいんですね?」

福島「まあ、煮たり焼いたりはしないだろうけど」

川`・д・リ 「そこにツッコむんですか!」


開業したら、利益がいくらまで、扶養に入れますか?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「さっきからジーっとカレンダーを見つめて、どうしたんですか?」

福島「秋の予定をどうしようかと思ってねー」

サキ「もう秋にセミナーとか入ってるんですか?」

福島「意外と秋って、行事が多いんですよ。子供の幼稚園の運動会とか」

サキ「他には?」

福島「Berryz工房と℃-uteの舞台でしょ、モーニング娘。のコンサートでしょ、あと、ひめキュンフルーツ缶の…」

川`・д・リ 「仕事して下さい!!」


福島「はいはい。じゃあ質問に答えますよ」

サキ「真面目に頼みますよ」

だんなの扶養の範囲内で自営業をしたいと考えています。

パートだと、年収103万円といいますが、自営業はどうなるのですか?




福島「原則は、利益38万円以内です」

サキ「売上じゃなくて、利益なんですね」

福島「そうです。ここは注意です。」


サキ「例外があるんですか?」

福島「青色申告の場合は、特別控除があるので、その金額分、本業での利益があってもOKです」

サキ「帳簿の付け方で10万円か65万円って話ですか?」

福島「そうそう。会計ソフトを使って、本格的に帳簿をつけてれば65万円の特別経費があります」

サキ「じゃあ、38+65=103万円、あ、給与と同じだ」

福島「たまたま同じなんです。最大で利益103万円までセーフになりますね」




飛行機をキャンセルした場合、会計ソフトでの入力は?

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「ワタシ、先生がずるいと思います!」

福島「どうしたんですか、急に」

サキ「だって、大した努力してないのに、アタシより肌が白いんだもん」

福島「日焼け止めくらい塗ってますよ。てか、日に当たって黒くならずに赤くなるのも、イヤですよー」

サキ「あぁ、そうですか。プンプン」

福島「いいから、今日の質問にいって下さい」

飛行機代を5月にカードで支払いました。

��月に入って、用事が入って、飛行機をキャンセルしました。

こういう場合は、キャンセルの入力はどうしたら良いのですか?



福島「最初の支払を旅費交通費にしているなら、キャンセルした時には旅費交通費のマイナスですね」

サキ「経費のマイナスってやり方は、アリなんですね」

福島「はい、まさにこういうケースで使います」

サキ「はい!」


参考記事:間違えて支払いをした場合も、会計ソフトで記入するのですか?



請求のメールだけで、請求書がない場合は、どうする?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「今度、社員旅行でハワイに行きませんか!?」

福島「何ですか、急に」

サキ「だって、ハワイには壁一面アイス売り場ってお店があるんでしょ!?」

福島「そうらしいね。ある人がフェイスブックにそんな写真をアップしてましたよ」

サキ「だから、先生は家族を連れて、あたしは親友のみやびちゃんを連れて、旅行しましょう!」

福島「うーん。もはや社員旅行ではない気が…」

川´・_・`;;;リ 「さあ、質問にいきましょう!」

セミナーの受講料を振り込みで支払いました。

でも、領収書がもらえないかもしれません。

「この口座に振り込んでください」っていうメールがあるだけで、正式な(あのよくある形式の)請求書ももらってないんです。

どうしたら良いですか? 



福島「案内のメールをプリントアウトして、請求書の代わりにすればOKです」

サキ「これはシンプルな答えですね」

福島「確定申告の世界では、『請求書の様式は、こうでなければだめ!』というものはありません」

サキ「内容とか金額とかが分かればOKってことですか?」

福島「大雑把にはそういうことです。保存する書類について、くわしくはコチラで解説しています」

サキ「そういえば、先生のセミナーも、請求書とか領収書って出してないですね」

福島「はい、今日の内容はセミナーでも伝えていますので、大丈夫です」

サキ「気がついたら、先生、来週がセミナーですよ!」

福島「おお、そろそろ練習しないと」








配偶者名義の通帳、事業に使えますか? ~通帳に関するまとめ~

川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「7月ですよ!アイスの季節ですよ!」

福島「そうですねー。今日も暑いですからねー」

サキ「よっ、もう一声!」

福島「だめです。アイスばっかり食べてたら、太りますよ」

川´・_・`リ 「……質問に行きましょう」

いつも質問に答えていただき、ありがとうございます。

福島さんのブログを見て早速税務署に行き、個人事業主デビューいたしました!!

本当に福島さんのおかげだと思います。感謝しています。


ところで、事業用の通帳を作ろうと思っています。

妻の名前で個人事業を始める事になりましたが、経理は私が担当しようと思っています。

質問ですが、通帳は妻の名義で作らないと事業用の通帳として認められないのでしょうか?


ある書籍には屋号でも通帳は作れると書いていましたが、屋号で作る場合でも結局は事業主本人の名義でないと作る事は出来ないですか?

経理は私で行うので、私の名義かもしくは屋号で私でも作れるのなら話が早いのですが…

クレジットカードも作る予定ですので、やはり妻の名義の方が良いのでしょうか?

急ぎませんので、回答をお待ちしております。



福島「これから始めるなら、奥さん(事業主)名義の通帳で仕事を始めたほうが良いでしょう」

サキ「配偶者名義では、ダメなんですか?」

福島「絶対ダメとは言わないけど、個人事業ってのは、事業主個人のものだから、別名義ってのは、やっぱり違和感ありますね」

サキ「なるほど」

福島「通帳・カードに関する要点をまとめますね」
・事業用の通帳は、事業主個人名義のものを使う
・新たに使うか、既存の通帳から選ぶかは自由
・1冊である必要はない
・事業用のクレジットカードも一枚 作る or 決める
・上記カード代は、事業用カードから引き落とす
サキ「屋号名義の通帳はどうなんですか?」

福島「これは、分からない、が結論です」

川´・_・`リ 「え?そんなあいまいで良いんですか?」

福島「以前、●菱なんちゃら銀行のコールセンターに聞いたら、銀行窓口でお問い合わせ下さいって逃げられたんです」

サキ「困った話ですね」

福島「ちなみに、ゆうちょ銀行は、通帳はダメです(振替口座なら可能性あり)」

サキ「三井住友で作れたという情報もありますね」

福島「この辺は、時とともに情報も変わるし、支店・ヘタすれば担当者ごとに対応が変わる可能性があります」

サキ「結局、いくつかの銀行を回るしかないんですね」

福島「どうしても屋号名義にしたかったら、そうするしかないです。個人名義で支障がないなら、個人名義で始めた方が話は早いです」


サキ「なかなかどうして、あいまいな話ってあるものですね」

福島「そうなんです。コチラでは、ブログとかよりぶっちゃけ話ができますよー」




お客様専用駐車場代は、何の科目にすればいいですか?


川´・_・`リ 「あのー、先生」←アシスタントのサキ

税理士の福島 「はい、なんでしょう?」

サキ「出張中にメール送ってくれるのはいいんですけど、この添付ファイルは何ですか!」





福島「ホテルのTVがPCとつなげるタイプだったんで、快適に作業してますよって写真です」

川`・д・リ 「壁紙の設定、おかしいです!なんで真野恵里菜ちゃんのカレンダーなんですか!」

福島「細かいことはいいから、質問行きましょう」

私は自宅の一室でサロンを開いています。


自宅は賃貸アパートですが、家賃(駐車場1台込)に、サロンに来るお客様用駐車場1台分を追加して、毎月家賃として支払っています。


経理ソフトに家賃支払いを入力する際には、どのように入力すればよいですか?


家賃分は、「地代家賃」に入力すればいいのは分かるのですが、お客様駐車場代分はどのように処理したらよいのでしょうか?


よろしくお願いします。



福島
「お客様駐車場でも、地代家賃でOKです」

サキ「シンプルに考えていいんですね」

福島
「駐車場代については、こう考えてください。」

1)コインパーキングみたいに、その都度支払う場合 : 旅費交通費

2)毎月定額の場合 : 地代家賃


サキ「分かりました!」